安達正興のハード@コラム
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日本帰省日記 (13) 久賀島
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( 2017年 1月 28日 土曜日)
●久賀島 さて、福江港に着くと、天気はよし、暖かいのが嬉しい。歩いて隣の埠頭から小さなボートにガイド氏と、今顔を合わせた6人の女性とアダチ夫妻。ボートは甲板がなく船室だけ、観光用に改造した元は漁船といった趣の、年代物の感じが良い。運転手はガイド氏と同じ年頃、二人が土地の言葉で会話していると、所々よくわからないが、柔らか滑らかでな語調だ。。 当日のグループは若い人がいなくて、女性の二人組ばかり、皆さん関東方面の方、お年寄りの二人は拙子より一つ若い。皆さんがクリスチャンではないことは教会を見て回るうちに自然とわかるものの、よほど興味がおありなのか、この方面、禁教の歴史はよくご存知である。 ガイド氏は50代と思うが真面目で熱心な土地の人、隠れキリシタンの末裔、もちろん今もカトリック教徒である。船の中で我々の方を向いて倒れないよう肩肘を座席の背にかけ、ファイルをめくりながら一所懸命にコースの説明、窓からの景色を語る。朴訥というか、大げさには島の歴史の重みを感じさせる人柄、実際、よく太って顔が丸っこい。 ●マグロ稚魚の養殖場 ●浜脇教会 青空に白亜の「浜脇教会」。アレェ、鐘楼頭頂に映える十字架が入ってない。 さて、明治の旧木造教会は? 同じ島の西側入江にそっくり移築され、「旧五輪教会」となった。重要文化財指定、ユネスコ世界遺産候補である。で、浜脇の人が「五輪にあげんときゃよかったに」と悔しがったそうです。(続く)
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