安達正興のハード@コラム

Masaoki Adachi/安達正興


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日本帰省日記 (10)
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( 2017年 1月 11日 火曜日)


●11月10日の続
雨の浦上天主堂を出て、通りに出るとすぐ空車タクシーに出くわし、最寄りの市電の駅までと頼むと、やや驚いた様子。でも市電の1日切符を買ったからには利用すべきですから、「近くてスンマヘンなー」を丁寧に言い換えてお願いする。

さて市電は満員、一台遅らせたもののこれも満員とあっては仕方なく乗り込む。家内も拙子もたちまち高校生に席をゆずってもらう。どうぞとも言わず無言でツイと立って席を空けてくれる仕草が、いじらしい。

●観光に便利なホテル
長崎駅に戻ってロッカーからスーツケースを出し、タクシーでホテルへ。
このホテルは、予想外に優ジルシ、人に紹介して良いと思う稀有な物件だ。このForzaは英語でPowerの意、新しく建てられたホテルで内装、設備が良い。

ところがった部屋は禁煙のはずが、タバコの臭いが鼻をつく。すぐフロントに客室を替えてくれるよう頼むと、そんなはずはないのですがと、フロント嬢が確かめるために来室。拙子がドアを開けるなりタバコを嗅ぎつけ、マア、前の人が'……と驚き謝り、代わりの部屋に案内される。案内された客室はOK,少し小さくなって申し訳ありませんと謝る。

景色はベターだが、確かに広さはやや小さめ。前の部屋にあったマッサージ椅子がなく、代わりに四つ球の腰当てマッサージ器があった。家内が初めて使った代物だが、これが大変効果的で腰痛がすっと和らいだとお気に召したので、拙子が製造元と機械名をメモする。

後日奈良で220Vでも可能な変動プログラム付き、温暖変化し、腰の形状に合わせてくれるタイプを家内が試して大満足。これはしかし強烈で、小柄な拙子にはキツすぎるのだが、家内はグっと押し付け凭れて平気、どこか違うんだなー。今もTVを見ながらマッサージしています。そのうち体が慣れて効き目がなくなるがこの種の機械。ま、腰痛は随分マシになったようではある。

さて「ホテル・フォルツァ・長崎」は、商店街を入ったところにある。ホテルのビル前までタクシーが入るので助かる。地理的にはJR長崎駅から少し離れるが、商店街の入り口前の大通りに市電の駅があるので、どこへゆくにも便利な場所にある。


↑市電通りから商店街に入る「ホテル・フォルツァ・長崎」 ↑ 室内設備のマッサージ器とI-パッド

立地よし、価格の割に高級感があり、室内にどの携帯タイプにも合う充電ケーブル、I-パッドが机上に置かれている。拙子はXペリアを持ち歩いているので不要だが、無造作に置かれたI-パッドは盗まれるぞと、気の揉めること。

夕方、長崎大学のMさんとホテルで待ち合わせ、食事をすることになっていた。今ついたと連絡あり、ロビーへ降りるとすぐにM教授がわかった。30ぶりではあるが、印象は変わっていませんね。研究の話題など面白く聴きながら、長崎ならではの中華料理がおいしい。Mさんは定年が近づいてきたが、後任ポストの教授は公募である。自分研究テーマを引き継ぐチャンスは少ないようで、氏が造った日本に二つしかないという実験装置が残る可能性は低いそうだ。このことを語るときだけは寂しそうであった。






Pnorama Box制作委員会


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