安達正興のハード@コラム

Masaoki Adachi/安達正興


------- ----------------------------------
マグロの大漁
------------------------------------------
( 2016年 9月 22日 木曜日)


●本マグロ入荷
今日、スーパーに本マグロが入荷したので、背から腹にかけての部分を3,5kg買ってきました。冷凍ではありません、トレトレと言えるチルです。約1万4千円、1キロあたり4千円でした。どうです、安いでしょう。スーパーでは一匹丸ごと仕入れなければならないので、売り切れるかどうか、心配でパスしたところも多く、30キロ離れた高級スーパーへ行って、その甲斐ありました。

ご飯を炊いて、早速お皿に山盛りの刺身にしていただきました。トロリとしてオイシイ! 残りは冷凍にして、しばらく楽しめます。

●190匹のマグロを一網打尽に
当地、ベルゲンの北、約100kmの沖合で、17日の夕方190匹のマグロ、170〜300kg
を「ヒッレソイ丸」が一回の網打ちで引き上げた。1匹ずつクレーンで引き上げ始めて25匹ぐらいかと思っていたら、50匹、まだいる。夜通しかかって、すべての魚槽いれが終わった時、190匹になっていた。30年前の大漁記録を大幅に更新し、新記録である。ノルウェーの水産庁は、大西洋マグロが絶滅危惧種に指定されたのを受けて、漁獲規制を厳しくしてきたことでマグロが戻ってきた、と自賛するのだが、どうでしょうか。

歴史的なマグロの大漁をものした「ヒッレソイ丸」は10年前にマグロの30トンの捕獲クオータを得て、2014年には日本の水産業者も同乗してマグロ漁に出港、4週間探し回ったが1匹も取れなかった。以来、日本の水産業者はこなくなった。が、今回のニュースに早速、飛んでくるそうです。輸出先は主にスペインと日本、寿司屋の多い東アジアだそうです。

●刺身党とステーキ党
月曜には市場にと思っていたが、ベルゲンでは水曜日になりました。TVで日本の寿司屋さんで修行したアジア系のコックさんが捌くところを見たが、そろりそろりと遅い。スーパーの魚売り場で革を切り取って3.5kgの塊を二つに分けてくれたコックさんも、丁寧だが慣れた手つきではない。やれやれ、しょうがない。

ベルゲンでも10件ぐらい寿司屋さんがあるが、一般家庭ではほとんどステーキにするようです。滅多にないことだからと10キロ買って行く人がいて、どうして食べるのか聞くと、やはりステーキにすると話していました。スペイン人もステーキで食べる。勿体無いと思うのは日本人だけかな。


夜を徹して、網から船に釣りあげる作業


フローローの漁船会社に陸揚げされるマグロ






Pnorama Box制作委員会


HOMEへ戻る