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奈良零れ百話・チンチン電車
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( 2016年 2月 24日 水曜日)
●市電の鐘
ちんちん電車とは警笛を鳴らす時に運転手さんがチンチンと鈴の形をした鐘を鳴らす音から来ている。そんなことは読者諸賢が当たり前に知っていることですが、奈良には市電がなかった。 京都や大阪に行くと、前後が半円形になった一両車が千日前や、京都烏丸を走っていて、これに乗るのが嬉しくて、窮屈な親戚に行くのは気が進まないが、チンチン電車に乗れるのでついていった。子供の頃の話である。 ●奈良に市電はないけれど・・ 電車は今、高天の踏切を渡ったところか、左に江口証券とCocaColaの看板が見えるところを左右(南北)に「安らぎの道」が京終からならやま大通りまで通じる長く広い道になったが、よく立ち退きと土地買収ができましたな。この道は小型自動車でもすれ違いに往生するほど狭苦しい道だった。 高天交差点の南には成績の良かったUさんの民家があり、北の辻を入るとM荒物店があって、同級生であった。今はビルばかりで、まったく面影なし。 何度見ても飽きないつくづく良い写真の一つ。ときは昭和27年の10月、接子は小学生でした。稲穂が垂れていて、豊作であります。母は目が悪かったので、遠くの青い景色を見ると良いと教わって、窓を一度上に上げてガタンと下ろす。麦わら帽子を飛ばさないよう手に持って、平城宮址のところへ来ると必ず遠く稲を見ていました。おかげさまでもないが、老眼以外に何ごともない。 ●お騒がせしました 体内の免疫抗体が異常なまで大量に出る原因は、結局、考えられるアレルギー、心臓、腎臓、リュウマチをたらい回しに検査されたわけで、でもどれでもないというからお手上げです。しかし80%は回復するという免疫力を落とし、炎症にも効く薬のおかげで、今、感じがよろしい。 本日の排医師も始めただが、横のエキスパートも集めた拙子の治療法を議題にした合議に出ていて、病状は良く知っていて、COP結果と今後の薬の使用について丁寧な説明があった。一年は薬の服用が必要だが、順次量を減らして、副作用の出方によっては、もう一つ別の薬に換えることも可能という。しかし、骨と筋肉が弱くなり、胃潰瘍を良く併発するので、2ヶ月一度の定期検査をしましょうとのことでした。今日の肺活量の検査は、思い切り息を吸い込んで履くことができた。木手術跡の傷はまだちと痛いけれど、たかが一週間の薬治療で、まあ劇的な上向きですな。喜んでおります。 |
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