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奈良零れ百話・続 聖漠と飛火野
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( 2015年 9月 5日 土曜日 )
先回、と前々回に書き忘れてしまったことについてです。 天津神に背(そむ)くもよかり 蕨(わらび)つみ飢えにし人の昔思へは ●拳銃自殺は小数派 拳銃自殺した軍属は、戦地や勤務している国内の所属部隊や、住まいであるが、出身地に奈良人がいたかどうかまでは分らない。拙子が奈良の軍人でピストル自殺した軍人について耳にした事はない。 ●古都を自殺に選ぶな!
飛火野の鹿寄せが行われるころは芝生が枯れた冬なので、写真はぴったりしませんが、その鹿寄せのラッパを吹くところにひろびろと枝葉を張った樟の木の大木があります。 ●陸軍大演習が行われた飛火野 そして、飛火野では扇状に設えた祝宴場の要のところにご座所を設け明治天皇が閲兵し、食事もされた、その御座所の跡に植えられた記念樹がいまや大木となって生い茂る写真の樟なのです。 天皇が植樹した木は全国にあるが、どれも見事に育っている。苗木がもともと良質なうえに、手入れが行き届いているからでしょうか、枯らしたら一大事ですからね。(了) |
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