安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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式典の国家演奏に起立しない非礼
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( 2015年 4月 4日 土曜日


●ああ情けない、嘆かわしい
奈良教育大付属中学の卒業式での出来事で、自分の母校だけに愕然とした。それがしが通っていた頃は学芸大学付属中学で、奈良女子大正門の筋向かい、今の女子大学生寮の場所にあった。卒業式は講堂で行われ,壇上に校旗が立てられていたが、はて日の丸が掲げられていたか思い出せない。が、あの講堂のベンチで起立して君が代を斉唱したことが記憶にある。

それが卒業式だったのかがあやふやで明言できないのだがあの頃50年代といえば日教組華やかしい頃であり、まだ[一億総ザンゲ]の雰囲気があった。紀元節には押し黙り,国旗を出すのはお正月だけでしたね。

県立奈良高校では月曜日の朝礼に全員がグラウンドに国旗掲揚があり、[やすめ]の 号令まで直立不動です。スルスルと日の丸がてっぺんで停まるまで 数秒の間、爽やかな気分でしたな、悪くない。他の機会に国旗を持ち出せるのは国際スポーツくらいでした。

己れを振り返って,現代の人々が国旗国歌に無頓着なことが理解できる。とはいえ、これだけは言っておきたい。

●独立記念日と国旗
世界には大小200ちかくの国家が国連に加盟しているが,殆どの国はここ100年のうちに独立した国であり、1776年に独立したアメリカはとても古い国家と言える。欧州でも建国300年遡るのは、国王を戴くイギリス、オランダ、スウェーデンくらいでしょう。欧州の共和国は比較的に新しい。

ということは欧州・米大陸・アフリカ・中東・西アジアの国々では独立の高揚した<気>が今に続いていて、何につけ旗を持ち出し国家を大声で歌うのである。祝日、特に国家の記念日には小旗をを振り振り、派手なパレードを繰り広げる。はじめて40数年前当地の光景を見たとき、なんと無邪気に旗を振れる国民なんだろう、戦勝国側とはこういうものかと痛感した。

国旗と国家に対する精神的忠誠が身に付いているため、彼らはどの国の国旗・国歌であろうと、起立する。胸に右手を当てるのは、中東や、キリスト教徒の習慣であり、知られるように米大統領は必ずこの姿勢で立つ。最近は日本の首相にも伝染したようで--。

●紀元前の建国を誇る日本
神武天皇まで、神代の時代から国歌が継承された類いなき日本、やっぱりガラパゴス系なんでしょうか。されどこのような誇りは世界不二であり、建国記念日(紀元節) をよもや疎かにしてはならない。建国記念日がいつか答えられない若者がいる事態は地球上日本だけだ。

□雲に聳ゆる高千穂の高嶺降ろしに艸も木も_
大勢と一緒に唄いたいとぞおもふ。






Pnorama Box制作委員会


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