●米誌フォーブスの富豪番付
毎年恒例の米経済誌フォーブスが発表する「世界長者番付」The Worldﾕs Billionaires 2015年が出た。
http://www.forbes.com/billionaires/list/2/#version:static

それがしには遥か遠い無縁の世界だが、ゲスの見たい心があるのでしょうかつい見てしまう。今年はまた一段と億万長者が増えたが、資産１０億ドルというハードルが不変なのだから増えて当たり前。しかし、番付上位と下位では実際桁が違うので、上位10人なんてのは想像もつかない額だ。かような事は人間共同社会にあって個人に起こってはならず、あってはならない！と思うのだけれど、これが現実、枯れススキめのひがみはいわずもがなだろう。

ビル・ゲイツがトップ、２番にメキシコ・テレコムのボス、三番手にバフェットさん・・とお馴染みの顔ぶれが揃っている。でトップ10人中7人がアメリカ人、ヅーと下位まで見て行ってもアメリカ人がダントツに多いですね。でこれら世界人口の１％でぁる番付長者で世界の富の半分持っていて、残り99.9%の世界の人間で残り半分を分け合っているわけだが、その中の富裕層が殆ど持っているので、残り５％の富を世界の80％の人間で分ち合っているという。

酷い話ではないか、そのうちの半分以上が食うや食わずの貧困層という。ひろがる格差社会が資本主義の運命というピケット氏がブームだが、なんとかなりませんかな。百姓一揆や、土蔵破り、大塩平八郎の乱なんてのはいまどき通用しませんから、それに現代の超富豪たちは悪徳の臭いがありません。みなさん立派な成功者です。ま、過酷労働を裁判所が認めた会社の会長が日本人のトップで41位に入ったのは立派かどうかはさておき、中国人が少ない。フォーブスは公開されている資産を元にリスト作成するため、中国の隠れた大富豪が漏れている。

●輪をかける量的緩和
安倍首相の意を呈した黒田日銀の異次元財政出動　ほか、日英の量的緩和とここにきてギリシャが一服欧州の量的緩和が加わり、先進国はお金がダブツキ、行き先は株になるわな。金融界が潤い、株高で世界長者のトップスリーは持ち株で資産が増えた。米の国民経済は良くないというのに金融界の景気は良い。昨日は一時対ドル円安で120円を超えたほど。

どれもこれも年金暮らしのそれがしにはおもしろくない。株も財テクは一切やらず、給料と年金の一生であるとはいえ、家妻と二人のわたしたちはまだ恵まれた方か、それにつけても金の欲しさよ。（了）

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Pnorama Box制作委員会

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