安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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花に春を呼ぶ
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( 2015年 2月 21日 土曜日


今週も来週も雨が続くという当地、今日は雪さえ降りました。
家の中に置く花いえば、冬期はランばかりでときにチューリップを生けるぐらい。というのはチューリップの蕾は10日ぐらいで咲き切って下向いてしまうので、家内は間をおいて新鮮な気分で色替えしているようだ。



先日、近くのショッピングモールへ家内の食べ物や日常品の買い物につきあってきた。花屋さんの前に蕾の小枝が数種おいてあり、家内は桃とネコヤナギとヨーロッパの桜(山桜)をじっくり選んでおりました。

●桃の花
居間がショッピングモールより僅かに温かいといえ、翌日の今日、桃の蕾がいくつか咲きました。実に春らしい可愛いピンク色、桃の節句が来たような、気分も軽やかになります。音もなく花開くが、それは人間に聞こえないだけで、植物の間ではきっと何かの方法でやりとりがあると思える。蕾がふくらむと、同じ部屋に生けられたそれぞれ桃とネコヤナギと山桜のあいだで「会話」がありそうに思うのです。

それがしは至極即物的な人間でありまして、滅多に蕾の会話など考えた事もないのに、やっぱり春を待望んでいたのでしょうか。


●ネコヤナギ
葉はまだですが、蕾の柔らかい毛が倍ぐらいになり、薄緑になってきた。この木は戸外に多く、いつも散歩する池ノ周りのネコヤナギはまだ枯れ木色、これが緑に薄付きはじめると春近しなのです。わが家の花瓶でははや春近し。


●欧州桜
たぶん葉が先に目を出し、花は後からになるだろうとこの蕾の有り様からおもわれる。まさか花の咲かないサクランボでもあるまい。最近はカンザンやソメイヨシノを庭に植えている家が増えているので、どうなりますやら






Pnorama Box制作委員会


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