安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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台北観光
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( 2015年 1月 21日 水曜日


●親切な台湾の人
今居候している妹一家3人とその家族親戚ら6人と二歳児の妹夫婦の孫をつれて3泊4日の台北旅行に行ってきた。それがしが帰省の都度家族で行く旅行が今回は大変安い台湾となったしだい、それがしはただ付いて行くだけで日程も何も知らなくてよく気楽な旅である。二年前に家族とその友人等12名だったかで台湾を一周するクルージングに参加したので、高雄ほか海岸の数市へは行ったが、台北へは電車に乗るとか面倒なので行かなかった。それで今回は台北だけを選んだらしい。

昼過ぎ空港に着くと温かい。大寒の奈良と打って変わった温かい風、気温は19°であった。

同じツアー会社の旅行社を集めてバスで台北の町へ、途中免税店に立ち寄るのは中国と同じ、退屈だが仕方がない。で、日本語のガイド婦人の言うには、絶対忘れものをしないよう、ハー、若し置き忘れたらその忘れ物は99%還ってきません、ハー、還ってくるのは日本だけです、ハー。とのこと、合点です。

我々一行には身重のヨメと其の二歳児、大人の障害者が居て動きが軽快にはゆかない。それで近隣1時間以内のところへはタクシー2台に分乗するのですが、時間がかかる郊外の市や地方へは電車で行く。義弟が孫を抱いていて、それがしはダウン症の子と一緒の役目である。電車に空いた座席がないと、若い台湾女性が孫を抱いた義弟に席を譲ってくれる。とても親切で、一度や二度ではなかった。仏頂面して席を譲ろうとしない近頃の若い日本女性より余程デキがよろしい。

親日と言う面では強制慰安婦を叫ばず、反日の中韓との連携を断るのですから台湾総統がどなたになろうと親日はかわらない。ありがたいことと自然日本人も丁寧な物腰になるのである。

●台北の匂いと臭い
というわけで台湾人の中には都会的にスレていない純朴な精神の香り、よってきたる文化の匂いが、満開の白梅のように芳しく思われた。その一方で、凄まじきまでの雑踏、土日というせいもあったのか観光地の身動きとれないような雑踏に、多少の恐怖を感じました。それがしの住む北欧の土地では市内を一歩はなれると人っ子ひとりみない街路がつづくので当然タジタジだ。

そして悪い事に両側に美味街とか簡易食堂が何処迄も続く横道にはいると、使い回す油と香辛料が入り交じった独特の臭いが鼻をつき、実際胸焼けして息苦しい。しかし、こういうB級に目がない者が3人居て、実に嬉しそう。またこれら台湾の食べ物にヤケに詳しくて、どこどこのショウガ餅、どこそここのかき氷と何度も食べて店の場所も皆知っている。それがしは唯くっ付いていて行くだけで、夕食の店、箸とか皿、コップは自分で獲ってくる、ビールも自分で取ってくる店でラーメンかタンメンだけにする。

みなさん油炒め料理など数品を分け合い、これはいけるとか食味談義をしていた。油が気にならないか問えば、ここではみなこんなものと意に介さない。

十分という観光地は線路の両側に美味通りがあり、線路上を沢山の人が歩いている。ここから祈願文を書いて油火を燃やして空に舞い上がる中国提灯が大流行り、日本語を書く人も沢山いた。でもこれ突風なんかで傍らの数階建て商店に当ったり家に落ちたらどうなるだろう、消防署が許可しているのが不思議におもう。

もうひとつ、我々は昨年リハビリされた台北のホテルで、最新デザインの臭わなの室内調度で快適でしたが、同じ旅行会社の台北滞在でも宿泊地域によって薄汚れて不愉快な目にあった人がいて、事前にネットでチェックが必要ですね。

さて、最後の夕食には、美味しい店というのでガイドさんから予約して貰っていた鼎泰豊(テンタイフォン)
10分足らず待ちで入れたに。がある店の前は待ち人がいっぱい、当日客は40分待ちとサインがでていた。
ここのコースは次々急がされ、ゆっくり出来ないが旨かった。油が新鮮で材料が良い。実に旨かった。お酒がなく台湾製のビン生のビールですませたがこれも悪くない。相当に大蒜が効いているが臭みがなくて旨い。そして驚くほど安い。お薦めです。 (了)






Pnorama Box制作委員会


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