安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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沖縄は極左の天下に
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( 2014年 12月 15日 月曜日


● 自公2/3議席かわらず
選挙前、阿部首相は勝敗ラインを与党で過半数と明言していたが、それ以上は勝てたが自民の議席数は増えていない。公明党が増えたというのはどういう意味か。首相にブレーキをかける牽制役に期待した、どっち付かずの票が公明党に行ったとしたら、煮え切らない。公明党は大概の政府法案に「通すも潰すも我が党しだい」との驕りが見え隠れし、ジラセルだけしか取り柄がないというのに、35議席とはね。自公で3分の2を上回るといえ、自民党に限ればマイナス2で横ばい。安倍晋三がより信任されたとはいえないとおもうのですが。

小党が壊滅した分を共産党が躍進し、民主だって不満だろうが議席を伸ばしている。常々拙子がわが国の政党政治に物足りなく思うことだが、中道的な右と左の政党が拮抗して政権を争い、その外に極右と極左があってこの両極の加減が政局に及ぼす影響は無視できない。そうすると政治に緊張感が出て、国民の注目を集め政治と選挙への関心を呼び覚ますのである。

日本共産党は波乱の歴史を踏まえて一定の支持者を得ているが、右となるとお寒い限りだ。かつて大日本愛国党の赤尾敏(あかおびん)というクレージーな人物がいて、これは極右の右にはみ出した泡沫。いまワゴンからガナリたてる在特会がる。彼らの街宣は反社会的勢力として法的対処を厳格にすべき存在で論外である。唯一、確かな理論を持つ極右といえるのは、次世代の党から出馬した田母神敏雄である。組織票のある公明党に敗れ、残念におもう。維新の党は減ってもまだ第3党だが、右も左もあり、革新と保守をこね回したようでよく解らん。

●沖縄は反米極左の天下に
予想された事だが、自民総崩れ、沖縄で見向きもされない公明党は候補者ゼロ。辺野古拒否の赤嶺共産県委員長が制した。中国は阿部首相の与党が選挙で圧勝と言う結果に対日政策の見直しは確実、苦々しいなかにあって沖縄は中国が割り込める余地がある。沖縄県民が甘言に乗せられませんように。

こうなると尖閣が気にかかる。南シナ海南沙諸島で中国が滑走路建設に埋め立て軍事基を地建設している問題で、フィリピンに続いてヴェトナムがハーグの仲裁裁判所に申し立てた。もちろん中国は取り合わずあくまで二国間問題として処理する方針を変えないが、国際インパクトはある。(了)






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