安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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チョウな話
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( 2014年 12月 9日 火曜日


● ノーベル賞、超な人たち勢揃い
超科学者や平和の超人に与えられる賞は数多くあれど、最高の名誉と世間が認めるのはノーベル賞です。
12月10日のセレモニーに出席する受賞者たちが、ストックホルムでの科学5部門の受賞者たちはもう記念講演、記者会見を終え、といってもまだ公式スケジュールが詰まっているが一同楽しそうである。物理学賞に3人の日本人が選ばれ、嬉しい事は言うまでもないが、当地ノルウェーから生理学・医学賞にオシドリ夫婦(May-Britt & Edvard Moser)が米のJohn Oユceefeと共に選ばれている。

その他、文学賞では村上春樹氏が今年もを逸したこと知っていても、受賞したパトリック・モディアーノ氏は知られていない。それがしも知らない。経済学賞を受けたフランスのジャン・ティロール氏も知らない。あと超高解像度蛍光顕微鏡の開発で化学賞を受けた3人、米二人と独一人がいるが、どうも日本人ばかりに眼がいってしまう。まお国自慢におわるのはどの国でも同じこと、そんなものだ、いいじゃないすか。

さて、当地オスロで行われる平和賞に月曜日夕方相次いでサチヤルティ氏とマララさんが到着、マララさんはヘリも使った警察の厳重な警戒のなか、イギリスからプライベート幾で到着。こういう国賓クラスの賓客は一般のターミナルを使わない。平和賞なんてもっと庶民的でいいとそれがしは思うのだが、混雑と警護の面でそうもいかないようだ。当地ではマララ人気は小学生まで非常に高い。ことし17歳、少女の面影はくなった。受賞スピーチに関心が集まっている。

●超ワガママな姫君
長距離国際線に乗るとエコノミーでも最初におつまみの小っちゃな袋をくれますね。それがし一生ファーストクラスの乗客になることはあり得ないので知らないが、大韓航空では一等でもやはり出すらしい。

先週NY発ソウル行き約250人を乗せた大韓航空KE086便が、滑走路手前のランプ(待機駐輪場)に向かっていたところ、Uターンして搭乗ゲートに戻ったのですな。たまにはあることでそれがしにも経験があるが、機長自身が機内放送で不審な荷物が紛れ込んでいたとか、機体のどこかが不具合なので乗降口に戻るとの説明がある。理由はセキュリティーに限られている。

ところが件の大韓航空は、なにも説明がないままクルリと回ってランプ・リターンRamp Returnした。でその経緯がビックリするではないか。誰がバラシたかわからないが新聞で報道されるや韓国ネットで炎上した。

ファーストクラスの乗客に大韓航空オウナーの娘で同社副社長、機内サービスを統括する立場にあるチョ・ヒュンアという姫君がいた。最初のおつまみ「マカデミア・ナッツ」袋が配られたのにカチンときて、サービスがマニュアル通りでないと姫君は一等客室チーフパーサーアテンダントをわがままに怒鳴り散らすばかりか、責任者のチーフパーサーを呼びつけ、すぐ平謝りしないにチーフに逆上した姫君は、このチーフパーサーを降ろせと命令。機長が同意したというのもなんですが、チーフさんは次の大韓航空で帰ったという。

で、このおつまみのナッツですが、ファーストクラスではまず「マカデミア・ナッツはいかがですか」、と聞いてから、イエスなら皿に乗せてサービスすることになっているという。取るに足らないくだらん規則だ。だいたいファーストクラスの乗客は一番静かでビジネスクラスのようにやたら呑んだり、パソコンで仕事するなんてことはない。いわんや乗務員を怒鳴るのとすればタチの悪い驕る成金だろう。

船の運航は船長指揮下にあり、航空機の運航は機長が指揮する。機内で副社長が決めるのは越権行為だ。韓国運輸省は調査するらしいが、逮捕状を出すほど深刻な妨害でもなし・・李大臣署名の警告書による行政指導に終るといわれている。チョウ姫君ですか? マスコミの取材を拒否されております。(了)






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