安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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対ISISパリ会議
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( 2014年 9月 16日 火曜日


●ヴェニス9月の休日へ
今日の夕方、ヴェニスへ出発。日曜日に帰りますが、正味4日になりました。この数年「水」をテーマにしている絵描きさんの友人と奥さまが、今年のモチーフ旅行はヴェニスに来るというので、ならばそれがしも一緒したいな、と無性に行きたくなったのです。同じホテルに入ります。

43年欧州の一角に住んでいる小生を信用して、ご夫妻は心強い助っ人が現われたと誤解されたようですが、ヴェニスは初めてのわたし。ちとバツが悪いです。ヴェニス……というと、はて「ヴェニスの商人」はシェイクスピア、「ヴェニスに死す」はトーマスマンで、映画ヴィスコンティが映画化してバックにマーラーの旋律が甘味であった。黒沢監督は「七人の侍」ではマーラまがいの低音男性コーラスがながれておりました。仮定ですがあれをマーラーご本人が聞いたらどんな顔をするだろう。

……などと堂々巡りしてばかり、何か聞かれたらどうするの。まあよろし、H友人夫妻は予備知識と行きたいスポットを周到に調べて来られるので、ホテルで落ち合ってから相談して、お供を楽しんでまいります。

●ISIS 支援支援とロシア制裁と報復制裁
話は変わって、ISIS「イスラム国」をどうしたものか、30カ国の首脳や外相がパリに集まって支援の方法を議論した。当地ノルウェーはNATOのメンバーで、ラスムセンの後を前首相ストルテンベルグがNATOのトップに治まる就任する。どれだからでもないがそれだからでもないが、オバマからイラクへ軍事支援と兵の派遣を打診されている。

ホストのオランドはイラク上空偵察飛行を発表するなど、かけ声は勇ましい。イギリスの人道支援者を3人目の処刑にしたことで、イギリスもヤルキが出た。けれども具体的に地上兵を派遣するのはアボット(オーストラリア)だけで、コミュニケは「適切な軍事支援を含む必要なあらゆる措置を講じる」と云う表現。ロシアの顔色を窺いながらだからこの程度になることは予想通り。

昨日はロシアの対抗禁輸措置でトマトが売れなくなったフランスの農家と業者が市街でトマト潰しのスペクタクルがみられました。で、当地はバレンツ海でロシアと手を組み石油開発が進んでいたのに、プロジェクトはストップ、サーモン禁止だけではなかった。しかし経済制裁でトクする業界もあり、欧州本土向けの北海石油がウハウハなので、当地の場合相殺してトントンらしい。

●中国の招待外交に尾を振る米政界
さて、ブッシュの『テロとの戦い』をけなして棚上げしていたオバマがここへきて「テロとの戦い」を宣言した。今になって何をか云わん。それがしは思う、ブッシュなら日中日韓問題をここまでこじらせなかった。ミセスオバマと子供たちは中国の招待に応じて、超歓待にコロリと親中に、オバマのいとこだかは何もせず中国で優雅な暮らしをしている。どうして生活できるか聞く方が野暮。中国の招待に共和党議員数人が応じたことが問題視されたが、米にも腐敗の臭いが増してきた。(了)






Pnorama Box制作委員会


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