安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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朝日新聞、帰らざる河
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( 2014年 9月 15日 月曜日


●旭日旗と朝日新聞
朝日新聞の社旗は旭日デザインをずばり使っている。太陽に『朝』と白抜きした旭日旗を付けた黒い車が、小生の小さい頃によくみかけた。海外駐在所長など、この旗を翻して颯爽と乗り回していたが、最近はどうなっているのだろうか。韓国を反旭日旗にけしかけたのはしかし、朝日新聞ではあるまい。

そして、世界中でそれらしき模様を見つけると、漫画であれ、映画であれそれらしき形が見つかるとイチャモンをつける韓国世論が、なぜか朝日に対しては黙認、都合のいい記事を乗っけてくれる(彼らはクオリティーペーパーと信じている)からですかな。

それがしは、「朝日ジャーナル」が発刊された60年代にインテリ気取りのつもり、実際あれを車内で読むのはインテリぶった人間だったが、1年購読してしんどくなってやめた。以来、朝日新聞は読んでいないが、あの大新聞は世間知らず、すなわち日本人の過半数が世間知らずですから政治や社会現象に腹膨れる者を喜ばせてくれる心地よさがあった。

●中立の難しさ
朝日新聞は偏向である。メディアは偏向であって然るべきとは言わないが、それぞれ思想傾向があるのがあたりまえ、アカハタ、聖教新聞や公明新聞は価値基準に特定の方向性をもつ。困ったのは旗色を鮮明にしないで、偏向きわまりない沖縄の新聞や、東京新聞であろう。朝日の場合は日本最大の発行部数であり、ニューヨークタイムスと報道そのもので提携して、その国際報道力はNHKの比ではない。中国、韓国に誤った日本社会を伝え、その帰結に対する責任感がまったくなおりかった。むしろ海外反応を大げさに伝えてはポンジースキームよろしく戻れないところまできてしまった。つまりPoint of No returnはとっくに過ぎている。

●正史になった慰安婦強制連行
慰安婦問題では、朝日⇒NYタイムス⇒国際メディアの流れによって、ピューリタン伝統のある欧米に数十年、根深く浸透したのである。ヒラリー・クリントンはSex Slaveの呼称を、頑として止めない。ケネディ大使も慰安婦に関しては日本に同情の余地なしと思っている。オバマは苫だって、せんだって慰安婦像の設置記念式に出席した元日本軍に連れて行かれたと称する慰安婦さんとHWで非公式にせよ面会し、正義ヅラするのである。オバマが韓国で記者団に答えたように、Disgusting! Itユs no questions about it.日本側の聞く耳をもたない。

ほかにも実録タイプの慰安婦証言が英文で数冊出版されており、当地の日本新聞を自由に読む親日派はそれがしの反論に「でも、あの本を読めばおそろしいですよ」と嘆くのでした。

●怒りをこめて振り返れ
最近、「フクシマの作業員が実は命令を聞かずに100人ほぼ全員が逃げ帰った」とのTVニュースをみて、虚報は解っていたが、ソースは朝日の吉田調書スクープ誤報だったとは。早い誤報陳謝で拡大しない類いのニュースだが、歴史問題と、慰安婦問題に関してはもう遅い。一番いい方法は、日本国民が隣国の捏造歴史に心底反対しているところを示すことだとおもう。悲観的だが朝日にできることは購読者を失い、社業立て直しがあってからだろう。上がった原稿を社内チェック体制で……ダメですねぇ。時間と競争の新聞社にできますかいな。(了)






Pnorama Box制作委員会


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