安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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不可解な南ア法廷
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( 2014年 9月 13日 土曜日


●粗忽者の大忙し
長らくご無沙汰、仕事を早く終りたいため、見逃した失敗が重なり1度ですむところを何度もクライエントから「まだ訂正されてません」とか、「そうではなくこう言う意味です」とか、折り返しが重なってしまう。

小さい頃から母に「ゆっくりハッキリ話しなさい」と口癖のように言われてきた。慌て者で[失敗シイ]の正興が一番心配だと愚痴っておりましたが、動き緩慢バランスが悪くなったこの歳になっても相変わらずです。♪Let it go♪
ということで今日は天気が良かったのでベランダの油塗りをいたしました。

●ピストリウス、殺人で無罪に
こんなバカな話がありますか。南アフリカにはマ偉大なマンデラがいた。あとはたいした人物がおらず、義足のランナー・ピストリウスOscar Pistorousを輩出したが、この男が野蛮人だった。トイレに多分口論の末逃げ込んだ恋人Reeva Steenkamp(美人モデルだがオツムの方は知らない)をドア越しに4発の9mm弾を撃ち込んだ。

このトイレは1.5m四方と言う用足しだけのサイズ、ここに下方から、というのは義足なしで座った位置から角度をずらして4発打ち込む意図は殺人だ。これが殺人ではなく、判事たちはピストリウスの言い分「強盗と思った」を聞いて、検察の主張を採らずに殺人無罪、過失致死と判決を下した。現場の目撃者がいないのでどうしょうもないが、ピストリウスの当日経過は実によくできたストーリーである。しかしそんな加害者ストーリーを信じる裁判官たちには恐れ入った。量刑は10月になるが、それは問題ではない。

自宅のトイレにいる者を、なんで強盗とおもうのか。トイレで鍵をかけた人間を撃ち殺して殺人でないとはどういう裁判だ。打たれた恋人の悲鳴なり呻きが聞こえたはずだ。画南アは米の銃規制なんてものじゃなく、白人で銃を持たない者はまずいないし、ヤクザっぽいブラックたちも持っている。だから銃による殺人罪はザラにあり、殺人罪適用のケースが多いのだが、以前にも発砲の前科があるピストリウスが過失致死とは腑に落ちぬ。(了)






Pnorama Box制作委員会


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