●またも米人記者処刑される
先月、米国人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏の首を切断したビデオを公表し、交際社会を震撼させたばかり。あのときは身代金を払わない米に「見せしめ」の理由だったが、その後米はイラクのISに対して空爆で報復した。それでそして2日の火曜日、A Second Message to Americaと題するヴィデオを公開。この中で今回二人目米国人ジャーナリスト、スティーブン・ソトロフ氏Steven Soltloffの首を切断した。ナレーションに曰く:
メI am back, Obama. I am back because of your arrogant foreign policy toward the Islamic State,モ
それがしは、おぞましいシーンを見るのが嫌いで(こわくて)前回も見ていないが、ニュースによると、理由は米空爆に対する報復と、オバマが空爆を止めないなら、次々に首を_き切ると宣言し、米軍に加わる同盟国の捕虜にもおなじ報復措置をとるとイギリス人(David Jaines)を引き立てて予告した。
●打ち首と掻き首
おぞましいのはBeheaddingというものの、のど元からナイフで首を何度も切るやり方であって、武士が切腹の直後に介錯されるように一刀両断ではないのだ。奉行が極悪人を河原で打ち首にするのとも異なる。掻き首でも平家物語にみる熊谷直実と平 敦盛の有情のとは次元がちがうのだ。
身代金目当ての欧米人捕捉者は100人を超える。そのうち英米以外の欧州人捕虜は抱いたお帰還しているが、これは裏で身代金を各国政府が支払ったからにほかならない。現在判明している米人捕虜は22人といわれる。オバマはIS「イスラム国」に空爆をますます強化するだろう。できる/できないの問題ではなく殲滅するまで止めるものか!の気分だろう。フォーリ氏殺害に声明を出し、遺族に追悼の電話を入れると、すぐゴルフニ行ってしまったオバマである。まともな対策を考えず、気分だけ報復爆撃で昂っている。これじゃイスラエルのナタニエフに舐められるはずだ。さて当然シリアのISにも空爆を始める、時間の問題だ。
●ドイツ、クルドへ武器提供
武器輸出を禁じているドイツで、メラケル首相は時限特別措置としてISと戦うクルド兵に不器供与を国会議論を経ずに決定した。野党や国民の反対を聞かない。翻って集団自衛権で二分した世論、戦闘当事国への武器輸出が絶対認められない日本と、とっくに戦後体制を脱却したドイツ。でありながら日本だけを目の敵にする隣国の不見識に慨嘆するばかり。
●第2次安倍改造内の女性
伝えられる顔ぶれが真っ当なのか変なのか知りませんが、谷垣法相が幹事長にというのは意表を突くという。どういうわけで意表なのか、それがしは知りませんが、女性が5人入閣したのはよかった。第一次の党三役がうまく機能していると思えなかったので、やっぱ、女性はダメと烙印を押されるのではと心配していましたが、女性最多の新内閣にホットしまた。といえどもまだ4分の1です。次回は女性閣僚8人、閣僚の3分の1にできるよう、土台になる国会議員に今の3倍くらいの女性議員がほしいところ。女性の社会進出を応援する男たちはもっと必要だ。(了)