サーカーに夢中になれる人はしあわせだ。それがしみたいに、プロとつく野球、相撲、サッカーほかあらゆるスポーツに興味がないと、自分がおかしいのかとつい考え込むが、そんなことはない。好きでない人は黙っているから見えず聞こえないが、大勢いるとおもうよ。ギリシャvsジャパンを見たが、あたしゃ退屈でした。
● 河野談話検証の波紋
結果報告の内容は、それがしにすれば「驚いた」でも「やっぱり」でもなく、あっさり「そうなんですな」でした。二国間に関することで声明を出す場合は擦り合わせりが外交だ。ケンカするなら別だが、洋平氏は平和至上主義者で国連に受けの良かった人、故一郎のような剛胆さはないから、四海仲良くなればそれが一番と言う人。
しかし、いつまでもぶり返す相手だと見誤ったのが失敗のもと。ご本人は気丈夫で結講でありますが、一番の被害者は太郎さんでしょう。首相を目指して公表、立候補もしてきたが、オヤジの不人気で息子も支持を失った。それがしは太郎氏のためにちと残念である。
韓国はただの解り切った検証にカッカしている。度し難い。世の中には時が、時のみが解決する問題がある。「この話はもう止めようよ」が通じない場合、時を待つしかない。といえ、3年ぐらいで落ち着くとおもう。
●台湾国立
東京国立博物館を「東博」と略しても東京博物館とは呼ばないでしょう。だから東博さんはちゃんと国立を入れていたが、意識せず慣例だったん=からでしょう。メディアに国立外」を消されても無反応だった。だから台湾の抗議で泡食ったのでした。主要メディア各社が主催するというのに国際配慮に分別がない。ダッコちゃんが黒人を怒らせたのと同じで、故意に意図した確信犯ではないが、この一件、展示物がすごいのに、主催者が粗末でした。
●イラク出直し
にしてもアメリカは国防長官ままで、マリキに「挙国一致内閣」をと説教する。度し難いですな。できるのは巨大なバグダッド米大使館の防衛だけですね。ISIS/ISILにはありとあらゆるジハード集団が馳せ参じて、過激派たるもの、サッダム軍兵生き残り、マイルドな反シーアまで加わって、するとイラク人口の大方はISIS と一緒に戦うわけだ。そしてすでにパキスタンに飛び火してジハードたちはカラチでも活発なテロを実行している。イラクの北半分の町々では、住民全部がジハードのテロリスト心情なのだ。国の歴史は市民戦争、つまり戦国時代を大国の干渉なしに通過してはじめて近代国家に脱皮できる。脱皮できたら戦争がなくなるわけではないが、一応アナーキではなくなる。もはや介入する大国はなくなった。先進国にできることは難民救済なんですが、これは戦争するよりはるかに難しい。
(了)