古い話題（１月23日）ですが、トイレに興味があるものですから、つい調べました。

●米とカナダ、爆発トイレにリコール騒ぎ
水洗トイレに水槽タンクがありますね。あれが爆発して水がじゃーじゃー垂れ流し、トイレが水浸しになる。笑いごとではすまないシリアスな問題です。米国製の圧力式水洗トイレの多々あるタイプの中の2008-2009に製造された特定型種のリコールで、日本では売っていないとおもいます。ウオッシュレットと競合できませんからね、ハハハ。しかし、欠陥がない、絶対ない！と判断して商品を販売し、しばらくたって不具合がでるとその企業は日本でもよくあり、大損を覚悟しなきゃなりません。

●高圧システムの不具合
圧力式フラッシュトイレ(High-Pressure Flushing System),　商品名をフラッシュメイト(Flushmate)という製品はアメリカ、カナダでホテル等に使われている。普通のトイレは水槽タンクの浮きを利用して水口を開閉する。ところがこの高圧式は下の商標のように、水槽の中に高圧式密閉水槽タンクを設置して、水槽レバーを廻すと圧力が抜け、フラッシュするシステムなのです。利点はゴボゴボッと音を立てずにサーッと流してくれることにあるらしい。こんなシステムにお金をだすくらいならウオッシュレットにすりゃいいのにネ。

で、この高圧の水タンクの強度不足、地方と時間によっては水道の圧力が想定外に高くなったため、知らないうちに破裂して水が吹き出し止まらない事態が、いまのところ３件だけですがありました。帰ってきたら家が水浸しってことも。それでこの型種35万個、カナダで9400個を対象に、元栓を締めるよう米消費者安全委員会が警告したのです。結局、リコールにならず、販売店から高圧を制御する追加装置キットを取り付けに出張したり、製造元からキットの無料送付があって、だれでも簡単に取り付けられるヴィデオもありました。（了）