安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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Sonoko Miliam Shimano Welde
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( 2014年 2月 17日 月曜日



●ヤング音楽家コンクールに優勝
このながい本名の後ろふたつは母の性(嶋野)と父の性(ヴェルデ)を合わせています。園子ミリアムさんはよく知られたヴァイオリニストでべルゲンの誇り、数々のコンクールで入賞してきましたが、先週9日に行われた青少年のためのSolist Virtuos2014年コンクールで優勝。視聴者からのSMS投票でも一位に選ばれ賞を独占した芳紀まさに17歳、それがしヒタヒタと万感胸に迫り、暖めておりましたが遅くならないうちにご紹介しておきます。ご声援のほどよろしく。

●Sonoko Miliam Shimano Welde
5歳からヴァオリンをはじめる。2006年に才能ある音楽家を育成するBaratt Due(バラ・ドゥエ音楽院、オスロ)に入学、ベルゲンの小学校に通う傍ら、週に数度オスロへヴァイオリンを手に飛行機で行くタフな生活。でもヴァイオリンが大好きで、その道を目指すならがんばらなくちゃ。タレントもさりながら、ほんとに一筋によく練習していました。両親のサポートもなみなみならず、恵まれた環境でしたね。2009年にはベルゲンのタレント賞、そのほかチェコのコチアン・コンクールで一位、メニューヒン・コンクールで2度準決勝まで進みました。2012年にNRK(日本のンNHKにあたるマスタークラスに)出演、CDも出しました。父が牧師の勉強に米に留学中は一家揃って在米、2年ほどでしたか、とても楽しかったそうです。

●続々と演奏会の予定
そして今回はフィナーレの5人に選ばれ、ノルウェー放送交響楽団をバックに演奏しました。曲はブルックのヴァイオリンコンチェルトです。審査員も言ってましたが、「技巧に余裕があり、オケとの呼吸がピッタリ」楽団員が応援している演奏ぶりでした。主催のNRKが日曜日に生中継し、フィナーレ出上の全員が5月にドイツのケルンで開かれるEuropean Union of Music Competitions for Youth (EU青少年のための音楽コンクール)に出場します。下の写真はフィナーレ出場の5人、左から
トランペット Trond Sagbakken (15) from Vestre Gausdal. (うまい、将来性)
チェロMirjam Kammler (17) from Drammen(几帳面)
チューバ Julie Frソystein (18) from Sandnes (女性と思えない肺活量)
優勝 ヴァイオリン Sonoko Miliam Shimano Welde (17) from Bergen
アルトサックス Soran Lind (17) from Oslo. (すごいテクニック、優勝候補だったが)



右から2人目がSonokoです。
中継の全ヴィデオがNRKのネットサイト http://www.nrk.no/kultur/17-arig-fiolinist-ble-arets-virtuos-1.11530756 で視聴できます。
大変長いですが、Sonokoは四番目に出場します。早く見たい人は位置スライドしてください。
若い仲間、と言ってもクラシック・ユーロヴィジョンで優勝した先輩も入った、カルテットやトリオが予定されており、今年の当地国際フェスティバルでは、世界トップクラスのピアニスト、オーヴェ・アンスネスと共演するという晴れの舞台が待っている。7月2日/グリーグホールです。
 
ベルゲンを望むフロイエン山で
発表の瞬間  
(了)






Pnorama Box制作委員会


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