今日のテーマはふたつに別れました。
●ケリーは口だけ番長
北朝鮮が張成沢粛清で悪い評判が最悪の評判に落ち込んだ。残酷イメージを払拭するつもりか、和平攻勢に豹変して韓国に両手を差し伸べました。かなりシッコかった。韓国には親北朝鮮のムードが朝鮮戦争のはじまりからあった。口論疲れも出ます。で。終に七年ぶりの両国高官の会談になりました。いい事ですよね、結果の如何に拘らず顔合わせするだけでも意義がある。で、二度目の次官級会談が板門店で継続される。離散家族の再会が実現しても、北からの家族は発言,立ち居振る舞いが教え込まれて合格した人だけ出てくるから、またメディアショウになるんじゃないかな。でもまあ南北離散家族再開は心温まる話しである。
ケリー国務長官はいつもヘンなこと言いますね。日韓和解をアメリカに不都合と言う理由から云い放つ。なら真剣に仲立ちするかと言えば出来ませんわな。意志も能力も無い。シリアには今日もアサドの居る場所は無いと、口癖も高難度も繰り返すだけで進展無く、みなバカにしてますよ。同日ラヴロフが新提案を行い、シリア紛争解決の主導権を完全に掌握、だからって急展開はあり得ないが、ケリーよりもマシ。
なんでまたケリーが中韓訪問時に日本を外したのか、来てほしいことは全然ないが、礼儀に反しますな。麻生サンにカナダと北米をとばしてメキシコを親善訪問などいかがでしょう。ところで村山談話先生が韓国でお大もてとの由、ま、お元気でなにより。
●イギリス南部大洪水でノルウェーは山火事
イギリス南部とアイルランどドまで雨と強風に曝されている。もう三ヵ月になります。これだけ雨が降り続き、秒速50。がザラなんですから、なんでも250年ぶりの大雨という。テムズ川が氾濫、ヘリコプターが行けども行けども冠水の牧場や家々、とうとうロンドン郊外まできたぞ。キャメロンは中東和平に貢献したいとイスラエル、パレスチナ訪問予定だったが、今はイギリスから出られません。議会でお金が問題じゃない。要るだけ出す!しかし軍隊に出動数があまりにも少なかった。わが自衛隊の災害救助体制は世界に冠たるマニュアルをそなえるようになった。
キャメロンが陣頭指揮に出陣。ロンドンに近づいたいま、名物市長、ジョンソンの出番です。
さて、これだけ英国に降水量が激増すると、本来ノルウェー北部の海岸に降る雨降らないのである。気象学的に因果関係がある。乾燥し切った丘の草や灌木、白樺林がメラメラと燃える。マッチ一本火事のもと、なのです。海岸線のあちこちで山火事がおき、漁村まるごと灰燼に期した地方がひとつ、ふたつ。ベルゲンの近くでも真冬に千人が焼け出される歴史的大火事があった。
欧州ではラインやドナウの氾濫が毎年のようにあったが、雨が手前のイギリスで先きに降ったたせいで、一度も大雨がなく無事でした。天の声にも不公平はありますな。パキスタンでも南米ボリビアでも大洪水です。ですが揚子江は水質汚染が進んでいるがこの冬洪水がないのはどういうことか。いえ、不公平とはもうしません。(了)