安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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スタップ万能細胞
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( 2014年 1月 31日 金曜日


「こんなに嬉しいニュースにあえるなんて長生きして良かった」。それがしにはまだ早いが実際の心境だ。

●新時代メジヤー科学発見
早くて安い万能細胞! 25分で再生、一週間で培養完成!
世界の幹細胞研究者らを唖然とさせた大成果、山中伸哉教授もビックリ・ガクン而して大喜びでありましょう。大発見とは、非科学的でウソのようなカラクリにしかみえないケースがある。理工系のノーベル受賞者などはほとんどそうだ。初期化というのはそれがしにはイの一番から再出発すること、それには最初に戻る意外に方法はない。だから受精卵を利用するES細胞や、遺伝子を体細胞に入れるiPS細胞ができた、といままで解説されてきた。

それがどうしてですね、動いている若いマウスの血液細胞リンパ球)を酸で刺激すると「初期化」されて万能細胞に変化する。それって苦しみのショックを与えて半殺しにすることじゃない? そんなことがあり得るのですね。我家に中国製の黒酢があるんですけど、では少し飲んでみるか。

30歳の女性、理研のプロジェクト・チームリーダーと知って何重にも感激しています。なんでも先生になるハーバードの教授が10年やってきたのをこの小保方さんがスイっとやり遂げた。エライもんだ。外紙の見出しにMajor Scientific Discovery / Big Leap / Breakthrough / A Step Closerとか並んでいる。ロンドン大医学部の教授が「なってこった、ゲーム変更だ」My God that's a game changer!' と感嘆しております。

●女性の能力を生かす社会を!
日本は成熟社会といわれるが、女性の社会的進出が阻まれている欠点が大きい。それがしの通った中・高では数少ない女性が最も優秀で、学力、指導力とも抜群の女性徒が多かった。しかし 大卒後は専業主婦であったり、女性キャリアのない企業だったりで、この国は有能な女性資源をあたら逸した。女性が働きやすい環境づくりに消極的な企業、同僚男性社員の無理解ほか女性の進出を阻む、多種多様な要因を一掃する近道はないものか。

女性の大学院進出が伸びて久しいが、組織の上層部に女性が何割いるのだろう。当地のように民間企業の役員は女性が半数に、とまでは言わないが、せめて公機関の採用は男女半々であるべきだろう。少なくとも応募者の男女比率に合わせるのが望ましい。

若く優秀な日本女性がDr Haruko Oboikota に啓発されて、おおいに発奮されますよう。ガールズ・ビー・アンビシャス!(了)

補注:万能細胞STAP (stimulus-triggered acquisition of pluripotency) cells.






Pnorama Box制作委員会


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