安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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日本ほど中国に友好的な国はない
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( 2014年 1月 22日 水曜日


中国のネット掲示板と言えば、反日でウサばらしの羅列だとおもっていたら、エー?!と驚く対日観が「新華経済」に和訳が出た。「中国に最も友好的だった国は日本」と言うネット書き込みがあったという。われわれが見落としている日本の対中政策の歴史を中国人から指摘されましたぞ。それがしも、なるほどそうだったわいと、教えられました。この手の歴史認識は「人民日報」なんかでは絶対ありえませんからね。

●中国に最も有効な国日本、9つの根拠
それで備忘録も兼ねて「実は日本は地球上で最も友好的な国だ」とする9つの理由を転載する。もともとネットの書き込みだから、_はかまわないだろう。

(1)日本の指導者はこれまでに中国が会うべきでないとする人物と会っていない
(2)中国の内政について勝手気ままに論じたことがない
(3)人権問題などで中国を攻撃したことがない
(4)長期にわたって世界最大の対中援助国、対中投資国である
(5)台湾問題など敏感な問題で中国を攻めたことがない
(6)何が起こっても、米国に追随して反中的な訴えをしたことがない
(7)世界各国が中国を制裁しても加わらなかった
(8)中国に対して表明したことは実行する
(9)在日中国人に対して差別や制限、攻撃をしたことがない


●コメント
ネットには勿論、賛否の書き込みがあるわけですが、「共感の声が続々と上がった」と編集翻訳者の紹介がある。
全文はhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140121-00000001-xinhua-cnを診て頂くとして、小生のコメントを少々:

(1) 首相や大臣は、靖国に行ってもダライラマには何度訪日されようが会ってませんね。李登輝さんにも首相は在任中に会ってない。かわりに以前は西側が制裁していたカンボジアのフン・センと経済交流やってました。また以前、中国の息のかかったミャンマーの軍政将軍を容認してましたがな。
(2) 共産党政府の政策方向に、日本が食ってかかるとかはありえない。ところで勝手気ままに評論するのが米紙のよいところ、世界の二流紙は中国流のあげあしとりばっかりですもの。
(3) 日本は人権に甘いのでいつも西側から批判され、しかしそれで中国から感謝されたことはない。活動家や弁護士など危険を捺して捉えられても日本政府は知らん顔だ。RI-shixyaOBOを釈放せよ釈放せよ!なんて言いませんからね。そう、マスコミは人権に敏感で世界現象だけれど、政府は慎重に西側に追従しません。天安門でも日本政府は諸外国と一緒に抗議はしましたが、天皇陛下の中国訪問で早々に幕引きした。去年の天安門自爆でも、説明を受けてからとタイミングを遅らせムニャムニャ。にまあ、
(4) そうなんですよ、今でも対中ODAの名目で円借款すごいでしょ、中国研修員てのもそうです。中国の道路,鉄道空港、基幹産業は円借款支援が入ってます。これ中国人はもちろん日本人も殆ど知らない。
(5) 台湾を独立国、とはアメリカすら言い切れないのに、なんで日本が言えましょう。お互い大使館がなくても、代用機関で親密にやってます。
(6) ちょっと買い被られたかな。日本企業やレストランが破壊されても、悲しいかな、おずおず賠償を要求するだけで催促もしないですから。
(7) 人民元でも関税でも米はやっても日本はできません。経済が許せません。やったら逆に制裁/嫌がらせされますから。
(8) これをやります、となれば誠心誠意完遂いたしますの国は日本の国は。あのですね、フィリピンの洪水災害で幾多の国が支援金を表明しますね。約束した金額を払い込んでいない不届きな国がたんとあり、今でも半分近くが届いていない。でも日本だけは約束を違えたことがない。
(9) そうだな、コリアン地区ではヘイトスピーチが問題になっているが、中華街でもありますね。ただあちらのように暴力的に焼き討ちなどしませんからね。(了)






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