●米政界、クリスマス休戦
先週土曜日からクリスマス休暇にはいりまして、商店は23日月曜日が最後、車の渋滞からみても慌ただしい。
オバマはもうハワイでクリスマス休暇です。オバマは2013年最後のWH記者会見で『議員さんたちも政治活動抜きにクリスマスヴァケーションしてね』なんて。余計なお世話だ、そのために共和党は予算案に合意したのではないか。云われなくても議員たる者、家庭円満のイメージを有権者に見せる。これも政治活動の部分はあるが間接的だ。
●米の景気回復はホンモノ
さるにても、米の景気回復がハッキリしてきました。別にオバマ経済政策がどうのというより、「世界諸々の事態が推移する時間的推移」なのでしょう。アベノミクスがこの傾向を少々牽引したのか、うまく乗り合わせただけなのかわかりませんが、たぶん両方か。
量的緩和ペースの縮小(Tapering)にも株市場は堅調、アップルが中国移動ChinaMobileの販売網に食い込んだ報道にアップル株が急伸、IMFが米成長率を見直し引き上げで欧州株も元気になった。なにより米製造業の回復が心強い。しかし2014 can be a breakthrough year for Americans who have struggled for the last five years with a recession and sluggish economy.とのたもうた。オバマの5年を無能と認めたような、ただ未来明るい未来を描くためのレトリックなのか、やはり無責任大統領である。
●日本急上昇
日本経済はめざましい。日銀銀前総裁の白川方名方名氏は、黒田新総裁をチクチク批判していたが、最近はコメント依頼がなくなったのか鳴かず飛ばずですな。
2013年初頭には、円高とデフレ脱却がはたして可能なのか、疑心暗鬼でしたがあれよあれよよいう間に対ドルレートは105円に!1年前は78円。いいんでしょうか、しかもこの円安傾向はしばらく続くというから、安すぎないか心配するくらい。とりあえずガソリンや火力発電の燃料輸入が高騰しているが、それがしは相殺して景気上昇を認める立場である。
よく中国,韓国の経済力と比べて、あちらは停滞などと論じられているが、日本の一人当たりGNP10年前から大変高い。いまの韓国は日本の半分に満たない中国は7分の1と低い。GDP総額や軍事力にばかり目を向けないで、もっと自信をもちましょう。自虐史観は自他を害する以外、なんの益もない。(了)