安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


-------- ----------------------------------
エレノア・パーカー
------------------------------------------
( 2013年 12月 11日 水曜日


●訃報エレノア・パーカー
9日、満歳で米女優Elenor Parker が亡くなった。といってもSound of Musicに出ていたことすら知る人が少なくなりましたが、それがしは、しばらくぶりに訃報で聞いた名前で50年近い昔見た映画を思い出しては、その内容が記憶から消えている。イカンイカンと思って彼女出演の映画から封切りあるいは3本立てで見た題名を辿ってみた。見たのは制作年代でなく、主に60年代始めに上映されたものです。

  ▲探偵物語-1951, 題名だけ、内容はすっかり忘却。
  ▲王家の谷-1954, エジプトはピラミッドで発掘宝探しのサスペンスだった。 人気観光スポットになる以前の貴重な映像。
  ▲決闘-1952, たしかスチュアート・グレンジャーが主役の3級西部劇、最高ですな。しかし女優さんの記憶なし。
  ▲黄金の腕-1955, 言わずと知れたフランクシナトラ主演、主題曲も大ヒット、字幕デザインとポスターがソールバスだからDデザイン学生は必見の映画でした。
  ▲わが愛は終りなし-1955, ソプラノ歌手の伝記映画、西部劇や軍隊ものでおなじみのグレンフォードが主演なので見たのですが、これは哀切でしたね。
  ▲ながれもの-1956, 小さな町の酒場を舞台にクラーク・ゲーブルと競演した西部劇。醍醐味ですな。
  下の写真は米のオタクサイトでみつけたポスター 、原題はThe King and Four Queenns. 右はフランス版ポスター。
しかし、扇情的な女性肢体は映画にあったのかなぁ、なかったと思うぞ。


  ▲青春の旅情-1961, たしか邦題は「ペイトンプレイス」ではなかったか、大阪まで封切りを見に行った。
  E.Parkerは経験豊かな不良っぽい女性徒役でした。欧州でにPayton Placeの白黒連続TVドラマが人気70年頃だった由「楡の葉のそよぐ町」という小説の映画化で、20代のそれがしは英語ペーパバックを辞書片手に半分読んだかな。この頃「お茶と同情」も英語版で読んだものです。
  ▲サウンド・オブ.ミュージック-1965, ジュリーアンドリュース・ばかりが目立ちますが、
  E.Parkerは男爵夫人の役で好演しました。

それがしは70年代から映画は殆ど見なくなったので、その後の彼女出演映画を知りません。晩年は名前を聞くこともなく、死亡記事も大女優の扱いではなかったけれど、いろいろな役をこなす美人女優でありました。昔通った暖房の無い映画館、夏は扇風機だけで汗たらたら、小便臭いコンクリむき出しの映画館でみたハリウッド女優たちのなんと懐かしいことか。ジェーン・ラッセル、ヴィヴィアン・リー、ジュリー・アリスン、デボラ・カーなど、走馬灯のように心に映っては消える。(了)






Pnorama Box制作委員会


HOMEへ戻る