●レストラン・メニューの偽装
ホテルレストランのメニュー偽装が日本滞在中に喧しい話題になっていた。最初は阪神阪急グループのレストラン偽装問題だったが、この記者会見に「メニューの誤表示」と強がりで押し通した社長にアングリ。その後、国中の大企業が経営する高級レストランで偽装が次々と表面化して、もはやさもありなんとばかりそれがしは諦めて怒る気にもなれない。
食通といえども、味覚はその時の体調、雰囲気で美味しくも不味くもなる一定しない感覚的なものである。関サバだ、食材をそのまま見せられても一般人にそうわかるものでもない。百貨店地下食品売り場でも偽装があるのだから、高級店からスーパーまで、生産者から卸し商まで食品・飲食業界軒並みウソダマシで顧客を釣っていたわけだ。
判っていたコックさんは声をあげず、家庭で今夜はシバエビで晩酌だと粋がっていたサラリーマンは己を恥じて黙り込む。騙す業界と騙される顧客、一億総国民のモラルがおかしいのである。誰も本気になって追求するのでなし、再発防止は難しいだろう。行政と国民の常識モラルが一級でなければなくなるものではない。そして常識的モラルが復活することは絶望的である。
●天皇陛下に手紙を渡す?
それがしには天地がひっくり返るようなあり得ない行為である。勇敢,物怖じしない態度は美点であるといえ、それがしの心情では、日本国の象徴である陛下に園遊会で具申するとは不敬罪にあたる犯罪者である。奈辺のセンスは常識的なモラルであるから、俳優出身の議員は常識を逸脱している。芸能人 としての常識逸脱は認めるが、限度を弁えて言動願いたい。
●植毛が必要経費?
国税局から申告漏れを指摘されて、記者会見で斯様に答えたタレントに口をアングリ。この人73歳というからどういう常識なのだろう。植毛にかけたお金が7500万円とはおどろいた。これくらいの収入があるタレントなら常識を失者が多いだろう。美容整形が普通になっている世相がすでにおかしい。容貌のコスメチック整形は保健が使えないはずだ。ところがそれがしの同朋友人が幾人も「老人シミ」のレーザー除去に保健が効くので施術してもらっている。その医師は病気でもないシミ にどういう理由で保健を適用するのか、この面でも患者と医師両方に常識的モラルが失墜しているのである。それがしは老人シミ の目立つ方だが気にしていない、あたりまえの現象である故、一向に気にしておらんぞ。(了)