安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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旧聞反芻
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( 2013年 10月 20日 日曜日


秋の日は当地暮れが速い。つるべ落としに暗くなります。旧聞になってしまいました世事考えたことを記します。

●デフォルト回避
土壇場で上院可決案(債務上限引き上げと暫定予算)声明が下院でも共和党内からの賛成をもって採決されました。前日から90%測定内であったといえ、暫定的にしろ、デフォルト回避で世界経済の混乱が避けられ、拍手パチパチである。ティーパーティの人々やベイナーら右派の共和党議員さんたちは、投票で負けたのだから結果に異議はない。

●オバマに欠ける「武士の情け
なのに、オバマは採決後の声明で、『不必要な議論に2週間を費やし、米国の信用をこれほど傷つけたことはない。米国の敵と競争相手(アルカイダや中露のこと)を喜ばせた』と、猛々しくも共和党ワル者論をあらわにした。

債務上限引き上げを、始めから無条件で賛成した議員は民主党でも半分くらい、それをオバマはオバマケア予算に一指も触れさせない態度で教義拒否を貫いたのである。デフォルト危機を招いた張本人はオバマである。しかるに刀折れ矢尽き倒れた敗軍に追い討ちをかける米大統領は歴代オバマくらいだろう。倒れた人間を蹴るがごとき仕打ちである。

●靖国神社秋期大祭
なお、それがしにはよく判らないのであるが、麻生さんも黒田さんも米デフォルト危機に暢気でしたね。あるいはわざと米政府を刺激しない同盟関係の故か。ならば同じく米国債を溜め込んでい非同盟国たる中国は、苦情を対して言わなかった。なぜでしょう(中国はASEAN, APECではオバマ不在を大いに利用したが、これは当然だ)。密約があったなどと下司の勘ぐりはしませんが、いちばん心配したはずの安倍さんも平気だったのが解せません。

その安倍さんが19日に言いました、前回の安倍政権のとき、靖国に参拝できなかったことは「痛恨の極み」との気持ちはいまもかわりない。ということは前回なら行こうとすれば行けたのだが、今回は諸々の事情を鑑みてお供え真榊を納めて、しかしいつかチャンスがあれば在任中に行きたいということか。それにしても超党派議員ら161人が秋の大祭に参拝した様は壮観だろうな。

●続々と台風が
来週の末に大型台風27号が日本列島の西か東か列島縦断か、みなさまお気をつけなさいまし。かくいう某は24日朝に関空到着の予定、安い切符なので便を代えられません。どうなりますやら。(了)






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