安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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オバマの一挙手一投足が不快
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( 2013年 9月 22日 日曜日


まず地震のニュース、あとはすべてオバマ関連です。

●M 7.7の巨大地震、パキスタン
24日カラチの北西でM 7.7の大地震があった。死亡者が46人、4600ならわかるが、たった46人? 今後増えることはあっても100人止りか。震源の深さ20キロは浅発性だが、幸い人家もまばらな山岳地帯だったのが幸いした。とはいえ、M.9.0という11.3.11のような途方も無い地震に比べればエネルギーはざっと1/80 ですから、いかに東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)未曾有の規模か、理解できる。

しかし、それがしはM9クラスのメガ地震を三つ、チリ(1960 日本に津波)、アラスカ地震(1964日本に津波)とスマトラ沖(2004)が\あったことを覚えている(あるいは後で知ったことの思い違いかも)。このクラスは特に高層ビルや危険物処理施設の建築基準に耐震力M9を義務付けたい。況や原発は廃止するに如かず。極論を承知でかくありたい願望です。

●シリアとイラン問題で飽和の国連総会
オバマの一挙手一動、一挙手一投足が不快である。アサドにはレッドラインを超えたら攻撃といいながらその機に及んでプーチン案・シリアの毒ガス廃棄案にとびついたオバマが、国連でどのように演説したか。恰も米が提唱したように国連安保に向かって「毒ガス廃棄案を通すように」とパワフルだが、あれは恫喝ですよ。「シリアが約束を守らねば制裁を」なんて、まだ言ってる。せんぶ国連にゲタをあずけてなんでそんなに得意になるの?

にっくきアフマディネジャドからロウハニに代ったら、オバマは。穏健派のロウハニを褒めちぎり
総会中にイランとの会談を最優先にしてトライしたが、ロウハニから機は熟していないと断られた。ロウハニのイランは大っぴらに濃縮ウランを作るようになった。そしたらオバマ政府は濃縮ウランを平和利用に限るなら承認する。IAEAの査察を受け入れればそれでよし。核疑惑が消えた訳ではないのに、突然譲歩するようになった。

●スノーデンは?
米のネットスパイを、オバマ&習会談の直前に米の内外ネット盗聴を暴露したスノーデンのために、オバマは中国のサイバー攻撃を非難できなくなった。香港に逃げたにっくきスノーデンをなんとしても本国アメリカで裁判したかったが、スノーデンはロシア亡命を許可された。烈火のごとくプーチンに警告を発したオバマだったが、いまどうなってますか? オバマはウンともスンとも言及しなくなったではあえりませんか。

●財政の壁、秋の陣
今年1月に債務の上限をギリギリに認めさせたオバマだが、また米新年度予算を設定開始するこの10月に上限をもっと上げないとデフォルト危機に直面する。与野党まだ合意に達せず、世間は楽観しているが、それがしは悲観的に世間の楽観論、つまり債務上限引き上げになるとおもう。反面、米国民は危機と直面し政府機関の封鎖を経験するのもよかろうと思う。世界経済への波及によってアベノミクスが潰れるのが辛いところだが、原因は、オバマが節約して赤字を減らさすべく努力しなかったためである。

全米自動車労組でこう演説した、「車を買ったときの借金は皆さん払うでしょう、政府は借金を払う為に債務上限をあげてそれを返済に回すだけです。当然でしょう」、で聴衆はやんやの拍手。なんですか、昨年度には借金を返す為に上限をあげた。ところが節約返済に回さないで借金を増やしたオバマだ。上限をまたぞろ上げてよいものか。

ま、日本は政府の債務には上限がないので喜楽なのだが、債権主が米と日本では国際的に異なる。米の債務には一定した上限が必須だ。(了)






Pnorama Box制作委員会


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