安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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5輪決定、祝石原前都知事
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( 2013年 9月 8日 日曜日


●"…… is TOKYO "
ロジェIOC会長が、2020年夏季オリンピック競技会の都市は、とそこでおもむろ決戦投票の封筒を開け、「トーキョー」と読み上げた。あのシーンは感動ものでした。それがしは、心底好きで期待して待ち望んでいたのではなく関心ウスだったが、ムショウにうれしい。やはり日本人だもの…ですかな。

●安部首相の意気が通じた
安部首相の追い込みと、自信に満ちたプレゼンがIOC委員のフクシマ汚染水懸念を和らげた、と見る。政府の支援が遅すぎたといえ、一回目で充分の差をつけてトップ、決選投票は結果的にイスタンブールにほぼ倍の得票である。絶対の勝利、との報道だが、そこは敗者を讃える精神があるので言わないが『ボロ勝ち』だ!

安部さんはモテマスな。G20で見送りになったオバマとの会談が、あちらから早々に会談を要請され、オバマとしてはシリア情勢での味方が欲しい、なりふり構わず欲しいのであった。で、最終討議を待たずにOSUAイレスのIOC総会に向け早引け、本来あるまじき事だが、大事の前に万難を排して行動するのがトップの任務だ。
よかったですね。招致関係者のみなさんホッとされたことでしょう。

●出発点は石原前都知事
五輪東京招致を構想したのは石原都知事であり、先回はリオに負け、望みは断たれたかに見えた。政界の支援がなかったからだ。体育協会らと東京都だけでは他の候補都市とお金と政界が一丸となった誘致運動に勝てる訳が無い。石原慎太郎はバックアップ不足のなかで、鳩山、菅、野田は担がれ招致評議会のトップの地位にあったが、お座なりにすぎた。

思い出されよ、ロンドン招致にはブレア首相、ランナーのスチーブン・クーとチャールス皇太子と名物市長ボリス・ジョンソンが奔走、投票を稼いだ。

石原都知事は、猪瀬現知事に後を任せて、突然任期前の辞職となった。維新の会にならぬ希望を託し、国会議員になったが、トシですね。しかし諦めずに五輪に賭けた熱意に敬服するする。石原氏が2020年を現実に体験するか、あの世から見ることになるのだろうか。今回決定の報に接して、心から石原慎太郎氏を陰ながらお祝い致します。

●ひとこと
猪瀬都知事のトルコに対するイスラム揶揄(からかい)は、すぐに謝罪した。謝罪故のみでなく、トルコでは問題にならなかった。親日国の民は微動だにしないのである。これがもし韓国なら、国中上げての反日・反東京五輪で大騒ぎだっただろう。(了)






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