安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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シリア 攻撃に尻込みする英米
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( 2013年 8月 30日 金曜日


● 遅れに遅れる文民統制
シリア政府側とほぼ断定した毒ガス使用で数百人が死亡、数千人が苦しんだ事件から十日も経ったいまごろ、国連は調査終了後もその精査に4日要する、とバンキムーンの言で、そりゃ待った方がいいんじゃないとの世論が優勢になった。中露に否決されても、一応道理はとおしましたというアリバイ工作とも取れる態度との斜め味方もある。

そうこうしているうちに,ロシアは黒海から地中海に艦艇数隻を派遣というのも気になる。

●英議会の激論
英では議会決着が単なる形式上の手続きとそれがしは思っていたが、与野党の熱い議論に発展、 キャメロン曰く「 アサドを倒すのでも体制を覆すのでもない。反体制派を支援する為でもない。どちらの側にもつかない侵略するのでも毒ガス工場を空爆するものでもない。ただ許されざる人類に化学兵器を使用することへのリスポンスとして、化学兵器使用を黙認できないことを知らせる軍事懲罰である」。毒ガス使用が政府軍によると100%断定できないが、とも言った。

これに対して野党労働党党首エド・ミリバンのおもわぬ反論に一理あるとそれがしも同調しましたな。 ミリバンは「限定的といえ、空爆の帰するところは正確にわからない」つまり軍事行動はいったん始めたら目的達成まで長引く攻撃にならないか。泥沼化したイラク、アフガン介入を待たずとも、空爆支援だけのリビアでは結局NATOと米軍による空爆を200日つづけることになった。そんなことを思い出して、それは言えると呟く自分。

前労働党の外務大臣ジャック・ストローは「ニュートラルな立場で攻撃などありえない。はっきり反体制派に組すべきである」。これを聞くとそれがし定見もなく。尤もだー、ァもっともだー。

●キャメロン折れる、英民主主義は強し
とまあ、これではキャメロンも野党の意見を聞いて、国連調査の結果を鑑み安保理に意見をのべることになった。つまり十日ほど遅れることになり、ロシアには攻撃内容の限界を示して、看過を御願いすることになろう。

●軍事介入に気乗り薄なオバマ 悶々の日々
しかし、ゴーの時を量っている(wegh the situations) オバマは、イラク攻撃の際、国連安保理と総会が全会一致で採決した武力制裁を、アメリカ議会でただ独り反対した変人である。 この六年、国際的には力の決断力を示したことがない。能ある鷹は爪をかくすというが、 であろう。対話を拒む国にどう立ち向かうかが問われる。(了)






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