安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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遠近時事片々
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( 2013年 8月 26日 月曜日


●大阪梅田で冠水
茶屋町では膝まで水浸しになって道行く人の写真があった。すわ、地下鉄も、数階に広がる網の目のような地下街もやられたかとおもいきや、何処にも左様なニュウスはないのである。すごいですね、日本の公共地下施設の排水能力は、だって地下道への階段から流れ込まなくても、どこかから必ず浸水しているはずである。海底トンネルの浸水汲み上げ装置のように、常時モニターとポンプが連動して稼働しているのだろう。

東京地下鉄網の排水システムも以前どこぞのネットで拝見して感心したことがある。地上商店街やモールの冠水報道も大事だが、みごと冠水を阻止した地下施設を誉めて感謝申し上げたいことよのう。

● "I have a dream" から50年
"|have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not judged by their color of skin but the content of their character." キング牧師の演説、ワシントンDCリンカーンメモリアルでの演説はアメリカの少額教科書に必ず載っている、米屈指の名演説である。実際モノクロのヴィデオ映像でもその迫力のあること、25万の観衆に向かって鬼神のごとくである。後、暗殺されたが、この黒人市民権マーチと指導者M.Luther King 牧師の名演説がなかったら、オバマ大統領もホルダーNSC長官も生まれなかっただろう。

しかしながら、半世紀たっても人種偏見はなくならない。サブプライムローン破綻に発する金融業界再編成に至る世界経済危機で、家計破綻や失業の大部分を被ったのは黒人層だった。黒人の婚外出生率が70%,刑務所に入っている黒人の割合は10人に1人、白人の61人に1人と比べると唖然とする。28日の記念日には、オバマ大統領もスピーチするらしい。市民権を得、アフロアメリカーナとアメリカ白人の垣根は日常では外されたようにみえるが、半世紀経って道半ば、いったい何世代掛かることやら。(了)






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