●結果は阿部経済政策への支持
わたしゃアハハの高笑い、今宵はすべてよし、通風を押して一杯やりたくなりました。阿部経済が絶大な支持を得たことが投票に出た。輸入品をつかう産業の物価上昇に対して大げさな危機感をあおった党が大敗、している。共産党が予想外に伸びなかった。予想外は比例で得票を延ばし８議席を確保した維新、それがしも中山恭子さんに一票、恭悦である。民主党内から嫌われた菅さんは自覚しただろうか、総負けした小沢さんが雲隠れしたおまけがつきました。
●原発再可動へ加速
喜んでばかりいては「辛口コラム」にならないので、軽い懸念を強いて書く。まず原発再開の自民党が大勝したこと。のど元過ぎればなんとやら、EUにおいても原発再建を風力や太陽光発電などの再生可能エネルギーと平行して促進する決定があった。ドイツも見直しを迫られるかもしれない。という世界の傾向から、開発途上国も競って設置計画をたてている。ご承知のようにその売り込みに阿部首相は熱心である。予定の外遊先、フィリピンとマレーシアへも売り込むのかな。
●投票率伸びず、ネット選挙戦は不発
投票率が50％を超えたものの前回の57.9%より1% 以上低い。何でも20代の3分の2が投票しておらんという。はじめてのネット選挙運動だが、ネットやスマホ浸りの若年層でも、政治に興味のないものは候補者のサイトやツイッターなど見ないなでしょう。当たり前ではなかったか。
●改憲勢力3分の2に達せず
他にも後知恵でツラツラ思うに、衆参両院で改憲勢力が3分の2を制するのは殆ど不可能ですね。阿部首相が長期政権になるなら3年後の参院改選で起こりえるかもしれないが、それまで改憲は棚上げだ。それより参議院にどうして242人も居るのか、それがしは衆議院の5 分の1、100議席、つまり都道府県で各一人47人と比例代表で同数の47人の計98人で充分と考える。法案が屡々参院で否決されていたのでは政治が進まないではないか。
●改憲勢力3分の2に達せず
さても沖縄である。反辺野古移設の現職にやぶれた自民党候補の哀れな姿にビックリしたぞ。情けない男だ。不徳の致すところは良いが、何故に深々と誤ってばかり居るのか、おぬし今こそ居直って戦意を続行せんか！これは沖縄の自民県連が採った方針が、市民に媚びへつらう姿勢を見透かされた。闘わずして負けである。（了）
安達正興のハード@コラム
