安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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穏健大統領でもイランは変らない
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( 2013年 6月 16日 日曜日


●浮動票が動いた
ハッサン・ロウハニ(Hassan rouhani) 元最高安全保障委員会事務局長(64)が過半数をギロギリで獲得、予想外に決選投票を待たずに勝利した。アフマッディネジャドに負け犬にされたラフサンジャニやジャリリが「デキアイレースの選挙なんかに行かない」改革推進の市史民を動かせた。つまり都市部の浮動票が投票に赴いたため、投票率が20%近く伸び、70%台に達した。結果、ロウハニ師が決選投票を待たずに新大統領に決まった。

●イランの穏健派は超国家主義者
アフマディネジャドで破壊された欧米との関係修復に期待するのは、捕らぬ狸の皮算用にすぎない。国際的経済制裁はおいそれと緩和するわけにはいかない。このロウハニもイランの核開発は国家の権利として推進する。これはラフサンヤニ、ハタミ大統領もおなじだった。儚い民主化への期待は裏切られるだろう。

●曲者,最高権力者ハメネイ
ところでハメネイは古狸らしく意見を言わない、誰を支持するか明らかにしない。聖職者最高指導者ハメネイはパーレビ王制を追放して凱旋したホメイニの後継者に滑り込み、イスラム聖職者は法学者と同義語で、ハメネイは国民議会の決定をチャラにする権利、司法長官、軍司令官の任命権、大統領の解任権を持っている。だからアフマディネジャドもハメネイの掌の中で行動していたに過ぎない。イランはかくも中世の宗教政治がいままお実施されている国であり、大統領が代っても宗教政体は継承される。

●イランは中世の宗教政治
聖職者が政治に関わるとロクなことはない。道鏡、快僧ラスプーチンなどは個人による影響だが、聖職者集団による政治が民主的であるワケがない。政治犯の数、外国メディアへの締め付けは中国寄りも悪い。イランが国際社会に戻り、石油輸出が大っぴらに出来るようになれば、石油価格が10-20%y安くくなるのだが・・。

だが、大統領選挙では何も変わらない。トルコがシリアのようになれば、イラン市民も起ち上がるだろうか。イランの失業率はトルコより悪い。(了)






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