●エゴイズム
米の雇用改善をうけて円安100円にあと一歩に迫りました。日本の百円ショップとアメリカの１ドルショップが等価になる。このレートは理想的ですね。さて日本の株高による輸出企業の資産がうなぎ上り、これだけ見ているとバブルですがな。と云いつつLet it be foever. を望む小人のエゴ。

トルコの阿部首相はエルドガンといい仲をみせました。成果は三菱＝アレバのチームが原発受注に最優先する原子力協定に調印したこと。フクシマ以来止まっていた原発輸出だ。原発再開に反対し、新規原発は論外ととりあわなかった日本メディアなのに、原発輸出には反対していない。メディアエゴではなかろうか。

福島産の農産物を敬遠し、安全域内の放射能廃棄物の受け入れは殆どの自治体が返上するしまつ。首長がオ−ケーしても市民の反対で流れたところもあった。これほど日本人個人レベルでエゴが露になったことはない。

人間の性（さが）に由来する自己防衛であるエゴは、認めるしかない。だったら、あまりエラソウな口をきかないように自戒しましょう。

●中国の食品偽装
イギリスやフランスで馬肉を混ぜて牛肉として流通していたことがあったが、これなんか中国の偽装羊肉にくらべれば、健康への影響は少ないし、実際なかった。中国ではねずみを羊肉として売るくらいだから、牛肉にはあらゆる動物が偽装可能だった、病死した牛豚鶏を使うわ、ベビ−ミルクで死亡するなど、中国の食品業界は常軌を逸している。

鳥インフルでチキンが売れない、ネズミ肉発覚でマトンは駄目、牛肉は得体がしれずうれない。15000頭の死んだ豚がプカプカと川を流れて来た事件で豚肉が売れない。ミルクも駄目、ピレネーの湧き水・エヴィアンも偽物だという。

むかし、中華料理は靴底さえステーキにするウデがある、と称賛されていた。しかし偽装のウデは御免蒙りたい。