●靖国、首相と副首相以外なら黙認する中国
閣僚が参拝しても中韓の非難は許容域なのか、さほどでは無かったが、麻生さんが参拝すると青筋たてた。副総理はダメというわけ。阿部さんは参拝じゃなくて真榊を奉納したが、これが参拝ではないというので、中韓はどのよう非難すべきか戸惑っているようですね。韓国の外相がこれを理由に訪日をキャンセルしたが、どうせ日中間会談を纏められない主催国の外相だ。蚊に食われるほどにもない。
たしか、阿部首相は前回にも真榊を奉納したが、参拝を見送ったことで中国は満足したのだったが、今回は違うらしい。いい加減なものですね。加えて超党派議員団41人が参拝したが、これは毎回何ら非難が来ないというのもいい加減だな。が麻生、阿部の歴史認識が足らんとか云われても、電話の自動応答みたいに無感覚になってしまった。
●尖閣、中国メディアをなぞる国際メディア
尖閣でも靖国でもあいかわらず中国よりの報道が絶えない欧米のメディア、何故だろう。たまに日本の見解に沿った論評もあるが、相変わらずということは、彼らの根底にある何かが、障害になっているから。戦犯が祭られている靖国に参拝することは、ヒットラーの墓に詣ることと同義という意識が根底にある。彼らは明言したくないけれど、靖国と聴けばいつもかま首をもたげる意識である。尖閣は突然日本が国有化した、問題を起こしたのは日本との中国報道官を鵜呑みにした記事を署名記事にかくメクラがいる。
●理解されない靖国の特殊性
理性的に考えれば、参拝する日本人はただお国のために命を捧げた英霊に、敵も味方も無く詣るのであって、「よし、今度は仇を討ってやっからな」なんて誰が拝みますかいな。
靖国は墓ではない、柱という名前の板切れだけですよ、天皇の逆臣も、幕末の逆臣も、日本軍属として闘った韓国人も、みーんな一緒なんですよ。といくら云っても、彼らは虚言だ、骨が埋められている、と頑に信じない。靖国のような慰霊施設は他所の国にはないのだから理解の外である。根気よく説明申し上げるのは大切だが、エエ加減にせえ!と言いたくなりますわな。話題を変えます。
尖閣に中国の監視船が出没、領海侵犯回数が増えている。日台漁業交渉が成功して中国が焦っているとか、今回の中国監視船の日本漁船追尾は、麻生参拝、阿部の奉納への対抗措置とかいわれるが、海軍の南・東シナ領海の戦略の一環であろう。あの日の丸漁船の一団には「頑張れ日本!全国皇道委員会」のみなさまが乗っていることを、隠していたのではない。中国は知っていますから、見過ごせなかった。
今後もまだまだ、エスカレートするだろう。そのためにもアベノミクスが持続して政権が弱くならないことが肝要ですぞ。市場は気まま、円安が頭打ちいつになったら対ドル100円になるのですか。(了)