安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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北朝鮮は逆ギレするか
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( 2013年 4月 7日 日曜日


●円安歓迎海−外移住者のほくそ笑み
毎日、何度かJPYのレートを見るわたし。恥ずかしながら、やつがれが受給する年金ほか収入を、円換算するサイトで確かめている。今年一月の帰省時に比べ、いまなら24%ばかり多く円に化ける。ほくそ笑みを浮かべ、いまのところは黒田日銀サマサマである。

米が住宅金融でコケたときFRBは量的金融緩和で乗り切った。けれどいつまでも続かないことは、特に一般市民のふところはちっとも良くなっていない。てなことは今考えない。ま、インフレ率2%の達成目標である2年間維持してくれて、成長率が3%まで伸びれば、税収が飛躍的に増え財政赤字縮小に貢献する。とりあえず楽観的に待ちましょう。

●北朝鮮は逆ギレするか
またも旧話で失礼、やつがれが幼稚園のころ、強がりで怒りっぽい園児がいた。先生に『池に石を投げてはいけません』と叱られるとふてくされて手の石を絶対離さない。いくら『石を離しなさい』と言われても押し黙ったまま、突然この子は石を池に投げたのである。意に添わないと反抗し、キレやすい子なのだった。

そういうことが北朝鮮にも当てはまるのだろうか、アメリカに核攻撃を威嚇し、韓国には公式に戦争にあると宣言、国連制裁にはヨンビョンの核施設再開で応じるところまできた。

●WHはトーンダウン、メディアはトーンアップ
米WHは努めて冷静に北の威嚇に最小の声と、具体的な迎撃態勢はシッカリ固めている。併し米メディアが北のミサイル攻撃可能性を報道するものだから、グアム基地に攻撃がありそうだと思う米市民が増えている。

ところが北の射程外にある欧州では、北のTVで絶叫するニュース読みや、軍の訓練、演習を視察する肥満児子供をみる一般家庭のみなさん、ケラケラ笑っている。

平城の在外公館に、退避の際に支援するとか、退避勧告に準ずる知らせがあったが、ロシア、ポーランド、スウェーデン、英国どの大使館も国外避難する考えはない。北としてはこれほど脅しても少しもシリアスに対応してもらえないとなれば、あの逆ギレして石を投げた子のようになるのではないか。

●吠える犬は噛みつかない
ミサイルを日本海や、日本の頭ごなしにグアムに発射するのではないか。でも吠える犬は噛みつかない。各国で飼うことが禁止されている危険犬種、たとえばピッッツブルテリアは無声で相手の犬に突進しいきなりがぶりと喉に食いつくのである。北朝鮮は、吠え続けて実際にやった事は、韓国の島に通常弾頭を打ち込み4人の島民が犠牲になった。撃った北の艦艇兵士は粛清されているので、軍政府の意向ではなかった。あれで懲りている筈だ。それ以外はチラツカセskirmishに過ぎない。

38度線手前に配備された米の対空迎撃ミサイル、日米のイージス艦からの迎撃ミサイルで撃ち落とされたら北のメンツがまる潰れだ。金日成安心して嘲笑しよう。

●二つの予想シナリオ
ロシア、中国に経済開発の支援を要請のかたちで泣きつき、米と対話する条件をさぐり仲介を頼むも、朝鮮半島の人種はおなじ、北は日本の謝罪に加えて米の謝罪が先と迫るのでそれじゃ米は出てこない。さいごは謝罪を棚上げしてでも米との対話を実現し、制裁解除を得るだろう。それは今年の夏以後、というのが私の予想である。孤立が続けば来年、北は体制崩壊すると予想する。(了)






Pnorama Box制作委員会

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