安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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続、身辺雑記
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( 2013年 1月 26日 土曜日


●寒い、こんなはずではなかったが
毎日さむいですね。今日、金曜日は温かな日差しで車は暖房を切っていました。
世一昨日は友人四人と有馬温泉・旅篭(はたご)という宿へ旨いもの食いにいってきました。芦屋駅で待ち合わせて、いつもお世話になるサトー茂さんの運転するジャガーで、なんでも大田忠道という『料理の鉄人』が厨房を仕切る旅館へ行ってきました。

●仲間で有馬温泉へ
メンバーはサトーさん(二科会審査員、芦屋市の花時計、星座の広場、市章から市マンホールの蓋まで芦屋の公デザインを独り占めする)、秦_八さん(水彩画家、百貨店で隔年個展を開催して殆ど売り切れるという。大きな花屋さんのオウナー)、村田幸三さん(奈良の水彩画家、衒いのない素描がすばらしい風景画家、退職後はじめた市の絵画教室がとても人気で、どうやって減らすかが課題)、とわたしの四人、71歳から75歳までの仲間です。

●有馬のコンパニオン
男ばかりでは料理も酒もいまいちだろうと、夕食の座敷に幹事さんはコンパニオンを二人呼んでいた。若い女の子のお酌で昔話に興じましたが、利いた洒落の名手である村田さんは、年長だけあって若い頃に座敷芸を覚えた世代である。その上品な端唄(はうた)をご披露していただいたが、その意味がコンパニオン嬢には皆目わからない。我々の話や一口噺が通じないのですな。こちとら四人がのけぞって笑いこげるジョークに相槌がうてないなんざー、落第ダー。

無理も無いといえばそれまでだが、芸らしい芸がまったくできない若いコンパニオンが普通なのかしら。幹事さんが童謡ぐらいは唄えるでしょうと水を向けても余り知らないという。うちの孫でも日本語で唄えるのに。慣れない私には不可思議な職業である。

コンパニオンのお嬢さん方は、われわれの座を大いに楽しんで、2時間があっというまに過ぎたのであるが、退場の切り口上に深々と頭を下げたあと「勉強に成りました」と帰って行った。その後も広座敷でまだまだよく飲みおしゃべりが進んだのですが、どこか華やいだ雰囲気が失せたようだ。芸無しでも若い女の子が横にいると男は気分がよいということか。鷹揚な仲間のみなさんは浴衣姿も悠然と、座を愉しんでいましたから。小生もお腹パンパンによく食べよく飲みよく喋ったなあ、幹事さんありがとうございました。

●お勧めを保留
朝風呂に入って、昨夜の食事座敷で朝食。夕食では釜飯他、二三の品を別テーブルで鉄人の弟子の料理人が実演したのですが、朝食の実演では卵焼きだけでした。そんなもん、実演してもらわんでもよか。小泉,鳩山、大鵬など、やたら有名人と忠道「料理の鉄人」が並ぶ写真を館内に張り出す、わが趣味に合わないセンスの旅篭だ。チマチマと二十ぐらい小皿に乗せたキレイな食べ物なのですが、吸い物とメシ以外はOh!と喜ぶ味程ではない。わたしゃ味音痴なのか。(了)






Pnorama Box制作委員会

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