安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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放火男が政治犯?
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( 2013年 1月 5日 土曜日


●法の独立は民主化のめやす
裁判は三権分立、独立した機関であるはずだが、韓国の裁判所は対日関係が絡むと政治判断で判決がでる。すでに慰安婦補償判決、そのまえに日本統治時代の韓国人協力者に対する資産_奪というのもあった。テンで法を無視した判決だが、弁護士の声も聞こえず、韓国法曹界の声も聞こえない。アジアには中国を筆頭に法が政権に従う国がまだまだ多い。

●李明博の最後っ屁
靖国神社火炎瓶をなげて放火した中国人が、釈放・中国へ退去させられた。そのタイミングが、額賀特使と韓国側の会談一日前とはどういうことか。拘束期限が切れるくらい、検察が延長請求すればできる件だ。李明博が問題を高裁に回して判決にタッチしていたと疑われてもしょうがない。李明博の最後っ屁であった。韓国人は中国を起こらせない所作が、朝鮮戦争の小屋から子へと、自身で気付かないほど心身にしみ込んでいるので、中国に遠慮しているとは決して言わない。韓国の反日は「恐中」のウラガエシと、わたしはおもっている。

●おなじ放火に国内では微罪、靖国では政治犯
放火の理由が慰安婦への抗議という支離滅裂な論理を裁判官が同意して「政治犯」と認定、よって本国へ退去となった。しかしこの男はソウルの日本大使館に火炎瓶を投げた事件では懲役10ヶ月が下り、服役出所している。日本で投げれば政治犯として日本に渡さず本国送還とは妙な。すると、日本で放火中国人が韓国へ逃げて逮捕され、歴史問題に抗議したと言えば無罪釈放、政治犯として中国へ送還、ということがなりたつ。およそ文明国の法廷ではありえないことだ。火炎瓶を投げ込んで放火すると重罪なんですがね。

●国内向けの語気は強いけれど、阿部首相
阿部首相は、政権につくや、河野、村山談話を否定した阿部談話のことなど、どうなるのか、言動がトーンダウンしている。二国間引き渡し協定を無視した韓国の判断に強く抗議する、ということだが、おそらく政府文書で抗議することはないだろう。李明博は引き渡しの政府責任をにげて、高裁決定の形式をとった。卑劣な弁護士出身だからこの手の知恵はまわる。

朴槿恵は訪日を模索しているようだが、未来志向と言いながら京都での日韓会談に慰安婦、歴史問題を独演しまくった李明博のように、朴槿恵の対日関係修復の弁も額面どおり受け取れない。

●靖国放火は英雄か、中国のジレンマ
さて、中国へ帰った劉強(北京は容疑者という)は、国是である日帝カタキの靖国に放火した男を誉めないではマズイだろう。一旦歓迎して封印すると予想する刑法で尖閣に上陸した中国人船長が、歓迎祝いのあといまは仕事も無く見捨てられたように。(了)






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