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師走の杞憂
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( 2012年 12月 15日 土曜日 )
降臨節、明日の日曜は二つ目のキャンドルを灯す年の瀬に、世情がガタガタするのはほんとに困りものです。
●腐臭漂う九十九里浜 九十九里浜にマイワシが100トンも打ち上げられた。豊漁で値崩れした魚は捨てる。ヒドイ話だ。採れすぎたミカンやリンゴは即、ジュースや飼料に利用されるが、海の上では[「人目」がないから漁船は違法を平気でやる。小さくて売れない魚は会場投棄、採りすぎてクオータを超えた分量は会場投棄。今回の場合は、漁のあと卸し先に問い合わせるとあまりに値崩れしていた。で、「捨てちゃえ」になった。そんなところだろう。 百トンという大量は一隻の漁船で獲れるものではない。業者の談合だ。水産庁よ、シッカリ事の顛末を調査せよ。九十九里浜、美しい響きの浜を腐臭漂う浜にした業者に、罰則を厳しくせよ。 ●米小学校、銃乱射 東部の静かで落ち着いた住宅地の一画にある小学校、黒人が少ないニュータウンだからって、狂気の親がいない保障はないといえ、よりに依って大量殺人が起きた。殺された生徒や先生の家族は、クリスマスも新年も破壊された。暗澹、やりきれない。 ●空っぽの人工衛星、銀河が回る 北朝鮮は予定通り、長距離ミサイルの弾頭に信号装置だけの缶を衛星軌道に乗せた。解体だの、延期だのとどこからガセネタが発せられたのか、いまごろ問題になっておる。韓国よ、日本を懲らしめていい気になっているところへ、北風に震撼。原発はあっても廃棄物処理が許されず、ミサイル開発を米がゆるさない。韓国の地位はその程度なのです。己を知り敵を知るいい機会だ。 中国はというと、強い北朝鮮が必要だ。北京に命中させるミサイルに拍手はできないけれど、祝電うったのでしょうか? とにかく国連非難決議には賛成しない北の味方にかわりはない。習近平は口と行動が一致しない、臆面もない二枚舌である。(了)
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