まず、よろこばしいニュースから；
●両陛下の沖縄訪問
天皇、皇后両陛下の沖縄訪問は皇太子時代をふくめて９回目との由。おふたりとも戦中派に属する。大戦を体験したこの世代はいま急速に減りつつあり、特に遺族会の会員が2500人と激減しているという。おなじ世代の両陛下にとっても感慨深い訪問である。到着後、まず戦没者墓苑に赴いて拝礼され、遺族らと面会される。

領土問題と関連づけてはならないが、尖閣諸島は沖縄県に属している。感恩の極み

●イスラエル地上軍、ガザ地区境界に終結
イスラエル空軍による報復が、ハマスのロケット砲指揮官ジャバリが乗った車をピンポイント爆撃していらい、エスカレートにブレーキが利かない。その日から一日でハマスは400発近いロケットでイスラエル側に報復した。プーチンがネタニヤフに自制を求め、エジプトは停戦仲介に首相をガザに送った。バン・キムーン国連総長が中東訪問を探っているが、仲介できた試しがない。とはいえ任務遂行への熱意には敬服する。

ハマスのロケット砲の進歩にはおそれいった。手製のカチューシャで境界の外へ発射していた頃は、イスラエルの住民は着弾距離から外に住んでいるだけで被害は防げた。しかしアシュケロンの市中に届くロケットで民間犠牲が出るようになって、イスラエルが数倍にして報復したわけですが。するとこんどはテルアヴィヴに、エスラエム郊外にまでロケットが届くようになった。射程距離が４０キロという。イラン製なのか、イランがロシアや中国から輸入したものなのか、イスラエル側は公表しないが、イスラエル国民がまちがいなく恐怖する展開である。

●ハマスは『テロ組織』
イスラエルはやろうと思えば空爆でハマスの軍事拠点を灰燼にすることができる。すでに軍事施設やハマス幹部の住居周辺のガザ市民は避難しているが、行き先のない居残り組が必ずいる。ガザ市民が犠牲になる無意味な戦争を引き起こすのはハマスだ。ハマスは「テロ組織」であると認識すれば半世紀の宿痾は一挙に解決するのだが、中東イスラム諸国は、イスラエルを「テロ国家」とし、西側では「パレスチナ可哀想、イスラエル最悪」と言う平和論者がウヨウヨいる。（了）

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Pnorama Box制作委員会

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