安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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オハイオ一票の値打ち
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( 2012年 11月 7日 水曜日


●「オハイオ級」の威力
西側最大の原子力潜水艦は「オハイオ級」原潜と呼ばれる。米大統領レースは、オハイオ州の選挙が「オハイオ級」の威力を発揮する。当地時間夕方の8時、日本時間で7日も04時現在で、予想結果が未だでない激戦。フロリダはロムニーが取るかもですが、オハイオはオバマの僅差リードがかわらない。ということはオバマが4 more years を確かにしたようです。一票の値打ちがオハイオほど高い州はない。

どうでもよいことですが、備忘録として書いておく:サンディでニュージャージーを視察にきたオバマに、共和党知事のChris Christies が激しいオバマ批判から豹変して、オバマを賛辞で迎えた。ロムニーが負けたのはクリスのせいだ!と共和党支持者から声があがったのは当然だろう。クリスはロムニーの敗北を見込んでオバマに擦り寄ったという見方が一般的だ。

●衰えない西側同盟国のオバマ人気
4年に一度の米大統領選は、世界の市民にミニ・オリンピックみたいなFavorite贔屓候補があって、圧倒的にオバマ応援である。ロムニーに勝ってほしいと期待するのは中国だけ、国民には情報不足からロムニーがより中国に厳しいことが知られていないための誤解だからお笑いだ。欧州のオバマ指示は米経済が欧州よりマシな状況を羨望するゆえだろう。

日本では75%がオバマ支持、当地ノルウェーでは80%以上、ベルゲンで街頭インッタビューでは全員がオバマなのですな。あちこちで有志が集まって夜通しTV観戦で結果を負うグループがある。かような雰囲気ですから当地でロムニー支持を公言する事は、「ボクはサッカーに興味ありません」というぐらいに異端者なのです。

●ビエンチャンの『アジア欧州会議』
領土問題論争:野田首相が領土問題について、政府の公式見解に基づく「国際法と平和的な方法」で解決を訴えたのに対し、中国外相が容喙し、韓国首相は竹島で日本非難を道時間のスピーチに組み込んでいた。楊潔_外相の「日本の行動は第二次大戦後の国際秩序と原則への重大な挑戦」と非難するのは、先の国連総会でスピーチした「日本が釣魚島を盗んだ」ほかの罵詈雑言のなかの一節だ。

だから楊はすぐに手を挙げて決起し、おなじ論法で容喙したのである。こう言う相手には、あさっての方角を向いて公式見解を述べていたのでは議論にならない。相手の目の前にやってきて、『大戦後の国際秩序と原則への重大な挑戦は貴国ではないか』と実例を挙げて反駁することが肝要だ。韓国には『歴史の正しい認識を貴国に促す』と返す言葉を容れておくことが対話・ダイアローグに導くのであって、そうすると相手は狂うかもしれないが、漸次、一目置いて遠慮するものです。

領土問題に関する中国、韓国の論法はわかっているのだから、それに反駁する内容を公式表明に加えてスピーチするべきだった。まいど歯がゆい人である。(了)






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