安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


-------- ----------------------------------
野田さよなら内閣
------------------------------------------
( 2012年 10月 3日 水曜日


娘が月曜日退院しました。患部の右指に包帯と左手の甲に薬剤点滴あとのバンソウコウがあるだけ、2週間の病気休暇を発行して貰ったのでこれならもうすぐ帰れるだろうとほくそ笑む。ところが家内と娘夫婦の話で日曜の午後にベルゲンに戻ることになり、私のソニータブレットで航空チケットを予約せよと、まぁ主人の意向など全く聞かずのコマンドです。家族のことになると一緒になってから家内に決定権がある。今さらどうにもならず、帰るによしなし。

三度目の野田内閣シャッフルの陣容は、どうせ二ヶ月あまりの寿命なれば、最後のごほうび論功行賞人事もあろう。しかし党内分裂を回避し融和をはかるような人選はいかなる魂胆があってのことか、野田首相は民主党の過半数割れに歯止めをかけて、あわよくば来年の総選挙まで首相の地位に固執する魂胆があるとみた。

もちろん年内、それも12月はじめごろまでに解散すると、新内閣発足と同時に言えやしません。しかし、野田佳彦は麻生さんやお殿様のような淡白な人でもなく、はとポッポのように投げ出す人でもない。しぶとすぎる政治家が最もタチが悪い。三党首会談でかなり抵抗しそうです。

村上春樹が朝日新聞紙上に尖閣をめぐる反日と日本側のエスカレートについて、個人的な見解を長文の文学的エッセイにして発表した。よくこれだけの紙面を提供するものですね、大作家なのだ。大江健三郎といい、二人の文学者は、政治的人間と自からを考えているのだが、現実の政治、歴史徒は無縁のメタフィジカルな主張である。現実の国際戦略的外交には毒にも薬にもならない。l(了)






Pnorama Box制作委員会


HOMEへ戻る