安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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阿部総裁にバンザイ、野田首相の国連演説に乾杯
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( 2012年 9月 27日 木曜日


●阿部晋三総裁バンザイ
自民党新総裁に安倍晋三さん、うれしいですね、満腔の敬意を表します。党員票で過半数を制した石破茂さんに済まないおもいはありますが、ぜひ外務大臣になっていただきたい。
中国、韓国のような厚顔無知な言い分を、弁論で打ち砕けるのは透徹した歴史観をもつ石破氏をおいてない。野田首相はもちろん外務省次官や玄蕃外相の日本の立場をお披露目するだけで、中韓トップの言い草に割って入る「反論」がない。中韓は日本になら言いっぱなし非難ができる。まことに痛快、おもしろい。そうしてますます非難の惹句がエスカレートするのです。

阿部首相と石破外相で世界に発信する日本を早く見たいものである。阿部政権では憲法改訂に弾みがつく、尖閣諸島と竹島の問題にブレない、自衛隊地位向上、だれもハッキリ言えなかった河野談話の見直しは万金に値する。

尖閣3島を日本が国有化したことで中国は「戦後国際秩序の破壊」と非難する。たいして阿部新総理は「戦後体制からの脱却」を掲げている。中国は経済建て直しに公共投資など金融緩和でデフレ退治、インフレ3%を目指すそうですが、そうするには日銀に手を突っ込むことになる。うまくゆくだろうか。最近は経常赤字傾向ですから日本国債がヤバイ。ここはお手並み拝見です。

●野田首相の国連総会演説
水曜日はエジプトのモルシ大統領、イランのアフマディネジャドなど中東勢の演説で賑わったが、野田首相の演説では空席ばかりがめだちました。とはいえ前年度の「津波支援にありがとう」演説のときよりやや入りがよい。

日本の首相の国連演説というと、一般的な世界平和を述べるつまらない演説として無視されてきた。野田首相が尖閣諸島と竹島をめぐる問題を、直接国名に言及しませんでしたが、中国と韓国の対応を牽制し難じたことは、従来の日本とは違った「闘う日本の姿」を印象づけたようにおもう。WSJが演説の内容や、中国の反応などきちんと書いています。この国連演説は野田さんの花道です。有終の美を飾ったのでありますから、あとは早いとこ解散してください。

28日に、中国の楊潔チ外相が演説する。「日本側が一方的に引き起こした、過ちを改めろ」というのでしょう。揚は野田演説の前日、火曜日に突然玄蕃外相と非公式会談を求め、野田演説に圧力をかけてきた。かなり気にしているのですな。(了)






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