安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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体格の差がひびくチーム戦
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( 2012年 8月 10日 金曜日


●体格の差がひびくチーム戦
女子バレーボール決勝進出ならず。ブラジルは勿論強いが、平均身長で8の差は決定的でしたね。バスケットもそうだが,団体競技で身長がモノをいう競技はソンです。足の短いなでしこさんたちが女子サッカーで勝つってのは大変なことですよね。キック力も走る速度でもアメリカに負けているのに、もし勝っていれば金メダル数5個の価値があった。

2−1で金は逸したが、素晴らしい戦いぶりでした。日本サッカーは反則が少ないので知られ、世界で最も清々しいチームだ。押していたが圧するには遠くなでしこさんに負けたことでわだかまりはないとおもう。金メダル二個の価値はあった。

当地のテレビ中継はやはり当地ノルウェーの活躍ばかり放映しますから、日本が出る試合がほとんどない。女子バレーも見られない。で、国際スポーツチャネルをカチカチする毎日です。本日は女子ハンドボールの決勝戦・ノルウェーと韓国の戦いを皆さん必死に観戦していました。31:25のスコアですから決まったあとでは余裕のある勝ちっぷりといえるが、ハラハラしましたね。タイムアウトの瞬間、喜びにはじけて躍るノルウェー側と脱力と悔し涙にむせる韓国チーム。第三者であるわたしはスポーツとはなんとむごいものかと、横目に見る。

●イラン、シリアに仲介の策
シリアの内戦を止めようとすればイランの関与が必要と、調停役を辞めたアナンも,アラブ連盟も言明している。それかあらぬかイランがシリア対話にむけて国際会議を開くと言い出した。先日、イラン外相がダマスクスにアサドを訪ね、話し合ったのはこの国際会議を仲介するに際してアサドの意向をたしかめたのだろう。

そもそもの始まりは巡礼ツアーのイラン人48名が反政府派に拉致誘拐されたことにある。イランは反体制派に顔が効くトルコとカタールに仲介を要請したが、どうなっているのかその後の報道がない。さて、イランが計画しているシリア仲介国際会議はロシアと中国が出席し、アメリカとサウジは招待されても参加しない。自明の理である。たとえトルコが対話を勧めても反体制派はアサド打倒が絶対目標で、アサドと協議するなど考えられない。

潘基文は来週末に中国へ行ってシリア停戦の国連安保理決議に力を貸してくださいとお願いするそうだ。国連監視団が縮小されてあと50人ですか、まだ駐留してるあいだに頼んでおこうという気持ちはわかるが、中国にはその気もないしアサドに引退を説得する力も資格もない。潘基文は世界平和のためいろいろやっているポーズばかりで、不甲斐ない。(了)






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