安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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原発再開
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( 2012年 7月 19日 木曜日


まず橋下市長に愛人がいたことについて;
● むかしの女
橋下市長が知事になる前、クラブの女性と付き合っていたという、それがどうした? たった一回の浮気でも離婚してしまう妻もいれば、一騒動のあと落ち着く夫婦もあるし、良貨として夫を下に敷く妻もいる。どれもしかし男の仕事能力とは関係がないので、他人がとやかく言う事はないだろう。

というのが私の意見なのですが、高級クラブの女性を相手にすればお金がかかる。そういう遊び金を持つ人間なら、ときめく「忍び合い」はあるとも。わたしなどお金に余裕がないので、好きな女性が現れてもホンのお茶/食事程度で満足しなければならなかった。もしも、橋下弁護士タレントのようにお金の余裕があればどうなっていたかわかりませんな。これは品性の問題ではなくて資金の問題であるゆえ下衆の関知することではなく、下衆の憤慨は品性のない妬みにすぎない。

●原発再開
日本はエネルギーに恵まれない不運な国である。水が豊富で水力発電によって国起こしができたけれど、土砂でできた山地のダムは寿命があり、永遠ではない。そもそもわが国が対米開戦に踏み切ったのは、石油供給網を米に遮断されたためである。国内の石炭はすっかり使い果たし、僅かサンプル程度の石油ではどうすればいいのか。トップ会談がなかった時代ですから、突撃となった。

では戦後はどうするか、原発ダー! 地熱や風力や波力や太陽光もいいが、チビチビして一カ所で多量の電力を供給するには適さない。いまは石油による火力発電が主流だが、100年保つまい。価格はあがる一方です。総合すると……原発しかない。と、そうなるでしょう。フクシマによって日本人はいっせいに「原発廃止」を訴えた。

今回、関電の大飯号機が臨界に達し、3号機は既にフル稼働して送電している。日本のエネルギー事情に有効な策がない反対運動は、尻すぼみにならざるをえない。一斉に現れる理念はあるとき一斉に消える。いつか事故がおこるから電車や飛行機をなくせ、と言えないのと同じで、原発も廃止せよと言いにくいのである。

●耐乏生活へのあこがれ
ヒロシマ・ナガサキのあと、日本では原発の放射能による死亡者は出ていない。汚染されたという食物や都の水道水で甲状腺が腫れた、なんて人は一人として発生していないのである。しかし問題は那辺にあるのではない。一度メルトダウンがおこると人的、物的、財政的、心理的に未曾有の困難を強いられる。来年か百年先か先年先か、しかしいつか必ずおおこる。再開された原子炉でもう一度人災事故が起これば、千年の誇りはドブへ、日本は誰からも信頼されないバカの骨頂となろう。

わたしは原発反対、50年前から一貫して反対である。耐乏生活は人間を賢くする。平和浸りの日本人の眼を覚ます良薬はこれしかない。だがギリシャでもスペインでも人々は耐えようとせず、景気浮揚に財政出動を要求する。日本人はもっともっと「こらえ性」がないだろう。こらえ性のない者どもが新党をつくる。

本日はシリアの国防省とアサド側近中の側近で義兄の副国防大臣が爆殺された、大事件をかくつもりでしたが、くだらないおしゃべりになりました。すみません(了)






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