安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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アナトリアに使徒パウロの足跡を訪ねる(1)
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( 2012年 3月 29日 木曜日



一週間、予告なしにトルコに出かけておりました。21日出発のことをその二日前に家内から言われて、あれそうだった。慌てて仕事の始末に追われ、コラム更新はおろか、旅行のおことわりもせず出発。あちらのホテルにあるネットテーブルは文字化けだらけで日本語メールは読めず、勿論書けなくて更新できませんでした。28日夕方帰って、旅行日記を初日から書き出します。

トルコへは同じ地方へ昨年11月に旅行しコラムにも書きましたが、名勝パムッカレの観光がメインでした。。今回は家内が「使徒パウロの足跡を訪ねる」というパックツアーに行きたいのでわたしをおともに注文していたのです。コースは空路アンタリアへ入ってエーゲ海に面するエフェスス(聖書ではエペソ)へ、わが町ベルゲンから申し込んだ40人と一緒のグループ旅行であります。

●3月21日
7時40分ベルゲン発の飛行機がANTARIYAの空港へ着いたのが時差1時間早いこともあって夜21時半、荷物やらバスの確認などに手間取り、KEMARのホテルに到着。部屋に落ち着いたときは夜の4時になっていました。あぁ疲れた。
翌日は10時に集会室でツアー案内がある。それまでゆっくりできるので8時半まで一眠り。ホテルは前回と異なるKemar Gandl Haber Hote、ハーベルはニュース・新聞の意。

このホテルは5星だが、トルコの観光ホテルで5星というのは設備と大きさなどハコモノであって、観光地の団体さんが利用する大ホテルを想像するとよい。バスは小さく豪華な客室ではない。判っているからジーパン二つとシャツ3枚、靴はジョッギングシユーズをひとつ、履き替え持ってこず、それでディナーを通す所存。

3月22日
朝食を陰側の屋外テーブルでとる。半そでで心地よい。ノルウェーーの今ならキルティングが要ることを思うと、これぞ南国の醍醐味、心がなごみます。初日は以前のコースト同じだが、ランチの山マスをまた食べたくて一行のバスに乗る。この料理は素焼の陶器でグリルしたマスを)下駄のような敷き板に載せてサーブする。800mくらいの山中、渓流横にあるマスの養殖場が経営するレストラン。
ランチだけが目的なので、ファセリスの遺跡を歩いて説明を聞くのをパス、入り江のベンチで青い海と真っ青な空を漫然と眺め、みなさんのお帰りを待つ1時間半ほど家内とボケーとすごす。家内はとりとめもない無駄話に時間を費やすのが苦にならないタイプなのであります。

ファセリスの浜

桜に似たザクロの花

マス養殖場とザクロの花

焼いた山マスは相変わらずおいしく、ビールが美味しい。気がついたらビールは小生だけ、グループの誰一人としてアルコール類を注文した人はいないのであった。そういうグループ、チト堅苦しいが何かまうものか。

夕食のとき、4人テーブルで一緒になった別グループ(私たちが昨年行ったパムッカレのコース、酒飲みが多い)のベルゲン夫婦とワインを交して話がはずむ。共通の知り合いがワンサカいて、同じ世代といえ、ベルゲンは小さな町ですね。その人口25万の小さな町から、ひとつのトルコ専門旅行代理店だけで毎週600人の客をアンタリアへ運んでいる。90%が定年退職者で足もとがおぼつかない老人も多い。さてどうなりますやら。(続く)






Pnorama Box制作委員会


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