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沖縄海兵隊グアムへ
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( 2012年 2月 10日 金曜日 )
●グアムへようこそ
米軍基地に対する沖縄県民の感情については米側も無視出来ない、オバマの2年目から移転に関しては悲観的な見方になっている。一方でグアムの住人は経済ブーストを臨んで基地拡大を大歓迎している実情がある。グアムは観光と基地が収入源、兵隊さんが多いほどグアムは潤うという実情がある。(Eddie Calvo知事は何度もWe welcome an increased military presence.との声明を発している) 太平洋米軍再編に伴い、水曜日に合意された在日米軍再編で、沖縄海兵隊8000人のうち4700人をグアムに移転する。ハワイ、フィリピン(最駐在)、オーストラリアなどへも移転するので、最終的に普天間に残る海兵隊の人数は流動的だが、今回の基地移転問題と切り離した合意は米議会ですんなり受け入れられる。米領土のグアムなら日本政府との取り決めや沖縄県民への配慮に枷がないので、動きやすい。中国の活動に素早く対処できる。 ●残された巨大軍事基地 アジアへの米最先端であるグアムでの快適な米軍行動が地に着く数年先には、沖縄の基地縮小に傾くだろう。沖縄県の10%以上の面積、しかも人口密集地域を占有する米軍基地・施設の規模は世界的に類がない。もちろん世界最大だ。それほど特異な現実を歴代国務長官が維持に努めたことも異常。ひとえに日本政府が問題提起してこなかったせいである。鳩山元首相は安保見直しの良いきっかけを投げたが、信念がない。意志と政治力の薄弱さで却って米にナメラレた。 極東最大の空軍基地・嘉手納は絶対手放さないだろう。普天間はウンと縮小して辺野古に移転することで2年先くらいに決着するのではと思う。中国軍の動向により変更あり、わたしの推測はアテになりませんが。 話題をかえます。 ●分裂するCPAC サントラムは番狂わせだったな〜。総勝ちをさらった日、彼の事務所に資金カンパが殺到したという。木金土の三日間、ワシントンで今年のCPAC(Conservative Political Action Conference保守政治行動会議)が開かれる。執行部はミット・ロムニーで進めるつもりだったが、リック・サントラムの津波に砕かれて党は分裂状態、ギングリッチと3人がスピーチ(ポールは息子が代講するらしい)するときの会場の様子が興味深い。(了)
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