安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興

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トルコ、アンタリヤの暖冬(3)
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( 2011年 12月 9日 金曜日



●3日目:パムッカレからトルコ絨毯のデモへ
まずこの日のバスはパムッカレの石灰が付着沈殿した真っ白な崖を、朝日に映えてそれはそれは白い山を身に行きます。その下は鉱泉の池になっていて、ごく最近までは自由に泳げたのですが、観光客が百万人も来るようになっては禁止されました。世界遺産が芋の子を洗うような光景になってはおしまいですから。代りに鴨やアヒルが泳いでいました。
パムッカレ、山に上に石灰棚台地があり、麓に流れ下った鉱泉の池がある。

●トルコ絨毯
バスは1200。の高地にある「トルコ手織り絨毯センター」へ。なんでも国営だそうで文化紹介と直売のセンターである。実際の直売商品は地元の家で伝統的手法とデザインで織られる絨毯を買い上げ販売する国と地方の協同組織だそうです。

トルコ絨毯はイラン、イラクや中国の手織り絨毯のシングル結びでなくてダブル結びがミソ。その違いをセンターの英語ガイド氏がわかりやすく見せてくれた。織り子のお姉さんやお婆さんの手はバンジョーの指遣いのように目に止まらぬ早さなのだ。


見学ともしや買う客に見せる熟練の織り子さん   毛糸紡ぎのお婆さんは遊牧民の出身。

ダブルニットの絨毯は抜けない。実際シングルニットは引くと抜けるが、ダブルニットのトルコ絨毯はいくら引っ張っても抜けないのである。ウール製、コットン製、絹製、コットン裏地の絹製などの違いと特徴について説明をうけ、繭から絹糸を紡ぎ出すところ、自然染料での染め付けなど、各部屋を一巡してから大きな部屋でラッキやコーヒ、ティーほかお好きな飲み物をいただく。ここでガイド氏の各種絨毯のデモが始まる。その話術たるや寅さんも及ばない名調子で、正価とシーズンオフのいまなら○○で割引可能などとくすぐる。

手付金で税関料込みで着払いもあり、国営だから信用出来ます。過去ノルウェーで一度も問題がなかったと太鼓判。5−60万円くらいなら、買おうかという気分にしてしまう。ウールならライターの火でポっと燃えるが、絹製はどうやっても表面が焦げる程度、手で払うと元通りである。なぜか、織りが徴密なため酸素がない・・てなわかりきったこともバカバカしいと思わせず感心させるガイド氏のワザである。

このあと一組に一人のセールスマンが付いて2時間かけて攻めてくる。ま、相手にしないで出口に向かう人、買ってくれそうにない客はセールスマンがすぐ離れるが、脈有りと見ると放さない。すごい根性だ。グループの中に半額近くに値切って30万円で買った人が4人いた。

●客スジを見誤った販売員
家内も私も買わないがこのセンターは「どうぞゆっくりトルコの文化を見て行ってください」との趣旨であるから、迷路のように広い展示室を見て回った。目の保養である、別室に案内されても「買わないよ、あなた時間の無駄よ」と断っているのに相変わらずにこにこと売り込みに励み、出口で互いに外交辞令を述べて付き従った販売員君と別れた。外でコーヒーを飲んでいると完璧なスェーデン語を話すスーツの老紳士が来て(あとで政府の経営陣とわかる)家内と三人でよもやま話しをしていたら、かのセールスマンが同僚とパンとコーヒーで隣のテーブルに現れたのですな。「あんたら買ってくれなかったから今日の昼はパンしか食えない」と笑顔の消えた顔で正直にこぼしおった。アハハ「客を読めんあんたが未熟なのよ」。

バスを連ねて昼食レストランへ、ビールとラッキでほろ酔い気分、アンタリヤ郊外のホテルまでうつらうつらと、旅行中の至福これなり。

このツアーは、市中に滞在して客がスーパーや市場に行くのを阻止するかのような行程である。この日もアンタリヤ郊外の公園の中にあるホテルへ。4つ星の最新設備で食事よし、部屋広く申し分無しだがホテルの外は暗い森、巷の灯りもみえず。プールでひと泳ぎしてベッドで文庫本『小泉八雲 日本の心』を読む。






Pnorama Box制作委員会


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