●ASEAN出資
バリに来た野田首相がASEAN諸国の事業に2兆円を支援すると明らかにした。これじゃ円高に寄与するばっかりだ。今年のわが国は世界に向かっておカネを出すのは勘弁してもらえる状況ですがね。中国の投資額に競える国はない。その中国はASEAで対価の厚かましさに人気凋落、日本政府はお金で東アジアに歓心と影響力を得られると考えているのだろうか。
●宮中晩餐会を辱した大臣
わが防衛大臣が「ブータン国王よりこっちが大事」なんて民主党議員の政治パーティーで挨拶したという。こう言うとウケると思っているらしい。いや、実際ウケたのかもしれない。国と皇室への畏敬が形骸化を越えて、軽視する防衛大臣など考えられないことだった。ブータン国王は若いけれど国際的にたいへん評判が高い。
●なでしこジャパンに続け
女子バレーボールがドイツを破ってロンドン・オリンピックに望みが出て参りました。撫子ジャパンのように最後まで諦めなかった。大松に根性イジメされた選手の悲壮感がないがうれしい。
●財政赤字15兆ドル
米財務省の発表:財政赤字15兆ドル!オバマが大統領になってから4兆4千億ドル増えた。年平均1兆5千億ドルを大判振るまい、この1.5兆円はクリントンやブッシュが使った年平均の約2倍である。そのうちグリーンエネルギー関連に支出した大枚はドブへ棄てたようなものだった。挽回にアラスカから石油パイプを引く計画にゴ−サインを出した。皮肉だが、救いはオバマに見識がないことか。(了)