安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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退屈を凌いだ日曜日
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〈 2011年 7月 18日 月曜日 )


●退屈をしのぐ日曜日
日曜日は雨、日曜日は仕事をしてはいけない我家の掟は、締め切り迫った作品やホビーの部類に入る仕事は破っても妻からの苦情は絶対ではない。だが屋外で音を出して仕事をするのは厳禁、これを犯すと追い出される。

日本の友人は怪訝におもいアホラシイと一蹴する。わたしも同感なのですが、日曜祭日を頑に守る家のシキタリを踏襲する妻に逆らうなら、一緒に家庭を持つべきではない。そう自分に言い聞かせているので、昨日の雨の日曜日は
Ktty Wellsのオールド・カントリーをYouTubeで聴きながら雑誌の整理に半日、夕食後はトニー・ブレアの回顧録を読んで過ごした。

●キティー・ウェルズを聴く
Kitty Wells は娘時代から歯抜けのオバアちゃんになるまで、歌唱スタイルが変わらない。1950年代の素朴なカントリーを80才まで唄い続けた。今年の8月には92才になる。カントリーの古典は殆ど吹き込んでいるのでYouTubeだけでも総てのヴィデオ(写真だけも多い)を聞けば1日かかる。

日曜、YouTube Mix Kitty Wells 100video から聞いた中で、メモに書き残したい曲を3つ挙げておく。初期のSacred(Gospel)なら父を亡くした娘がホンキートンクピアノをバックにうたうHaw far is Heaven. 滅多に放送されないChristmas Ain't Like Christmas Anymore. カントリー哀調風に唄うボブ・ディランのロックForever Young.

●鯨がまちにやってきた

Photo Vegar Varde

ベルゲンのローカルニュースが「鯨の群れが港にやってきた」と告げている。群れは夕方我家の下方を通って北のフィヨルドへ抜けてゆく。ベランダから見ると、ベルゲンのフィヨルドを小さなレジャーボートがたくさん出て、その間に黒い頭が見え隠れしている。双眼鏡で見るとはっきりクジラとわかる。

ラジオではモーターボートで近づかない様、クジラの群泳を邪魔しない様注意を促しているが、逮捕されない面白い事象なら平気で反社会的行動におよぶ者が世代を超えてひろがっている。傾向が顕著な北欧でもノルウェーが最悪だ。

種類はゴンドウクジラで少なくとも50匹、専門家は100匹から200匹の群れだという。このような鯨が外海から島々に阻まれ、複雑に入り組んだフィヨルドの湾まで押し寄せることが昔あったのか、古老の話しが無い所を見ると100年来の現象らしい。(了)


主要全国紙への折り込み紙『奈良リビング』に掲載の新刊案内

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幕末の奈良まちに生まれた奇豪
宇宙菴 吉村長慶
発売日 2011年6月26日
著者 安達正興
出版 奈良新聞社
装丁 カバー付き 上装本
体裁 B5版 縦2段組み 
   本文316ページ フルカラー
価格 3,750円(税込み)
※ アマゾン以下ネット書店からも買えます。こちらで検索

●過去のコラムより

吉村長慶 (1)小年譜
吉村長慶 (2)長慶橋と下長慶橋
吉村長慶 (3)幻の志奈子橋
吉村長慶(4)高光る大御神と宇宙教典
吉村長慶(5)長慶等身像
吉村長慶(6)反戦を訴える浮き彫り
吉村長慶(7)Tシャツの瞑想如来
吉村長慶(8)なら町、長慶モノ歩き
吉村長慶(9)続・なら町、長慶モノ歩き
吉村長慶(10)東大寺から春日大社へ
吉村長慶(11)佐保山普門長慶寺
吉村長慶(12)大阪にある長慶さん
吉村長慶(13)高野山奥の院参道〈1〉
吉村長慶(14)高野山奥の院参道〈2〉





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