安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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シナワット一家のタイ
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〈 2011年 7月 4日 月曜日 )


●タクシンの政治遺産
タイ総選挙の結果は、政治にまったくの素人である44歳の女性が地滑り勝利。クーデターで追放されたタクシン・元首相と9人兄妹の末っ子だ。この一家はタクシンがネポチズムで築いたシナワット財閥・胡散臭い国家的企業に携わり、みなさん大ビジネスに関わっている。新首相のインラックYingluck Shinawatraさんもタクシンが創った不動産開発会社の社長だった。

にしても44歳の素人ウーマンを首相に推す党が何故に過半数を取ったのか、素直に言えばタイ国民の民度に失望した。アシビット首相は国際的にもデキル人物、タイの国際発言力を倍増したうえに国内でもなんら失政はない。何より汚職が減った。ま、経済は望むほど伸びなかったが、それは世界経済が停滞したせいでBRICSを羨むのは間違いである。タイ人の政治意識がわからない。

資産没収のうえ追放されてもマンチェスター・ユナイテッドを買収する金持タクシン一家が今もなお栄華を維持発展し、政治力を発揮することを許すタイの国民性を、わたしは気持ち悪くてしょうがない。

●インラック新首相の勝因
インラックの勝因は兄タクシンの政治路線を引き継ぎます!と選挙運動で公約してまわったことにある。つまりタイ国民の大半を占めるバラマキに期待する貧困層が、インラックのプアタイ党(Pheu Thai partyタイ貢献党)に投票したという実にくだらない理由からだ。

タイで初めての女性首相インラックさんのルックスが魅力的な以外、わたしは何も知らないが、いわゆる国民的『和解』ができたら奇跡だとおもう。タクシン派の赤シャツ隊と、野党民主党の黄シャツ隊が乱闘、そこへ軍が割って入り、政権一時預かりのミニクーデター。あるいは老いた国王の一言で水入り、そんな光景が前途にちらつく。(了)


主要全国紙への折り込み紙『奈良リビング』に掲載の新刊案内

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幕末の奈良まちに生まれた奇豪
宇宙菴 吉村長慶
発売日 2011年6月26日
著者 安達正興
出版 奈良新聞社
装丁 カバー付き 上装本
体裁 B5版 縦2段組み 
   本文316ページ フルカラー
価格 3,750円(税込み)
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●過去のコラムより

吉村長慶 (1)小年譜
吉村長慶 (2)長慶橋と下長慶橋
吉村長慶 (3)幻の志奈子橋
吉村長慶(4)高光る大御神と宇宙教典
吉村長慶(5)長慶等身像
吉村長慶(6)反戦を訴える浮き彫り
吉村長慶(7)Tシャツの瞑想如来
吉村長慶(8)なら町、長慶モノ歩き
吉村長慶(9)続・なら町、長慶モノ歩き
吉村長慶(10)東大寺から春日大社へ
吉村長慶(11)佐保山普門長慶寺
吉村長慶(12)大阪にある長慶さん
吉村長慶(13)高野山奥の院参道〈1〉
吉村長慶(14)高野山奥の院参道〈2〉





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