安達正興のハード@コラム
Masaoki Adachi/安達正興


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オバマと女王、ほか
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〈 2011年 5月 28日 土曜日 )


●竜巻、行方不明者の多いナゾ
北米の竜巻はとうとう死者200人を越えた。1000人近い行方不明者はというと、ガレキの中からはもうあまり見つからないだろう。他所へ移った人が連絡しないものだから、やっぱり捜索は続けられる。先祖代々住み着いている日本と違って、アメリカでは地方でも移転移入が頻繁で。だからといって家が壊され移転した人が元の役所に連絡しなくてもでは困る。見舞金や新築補助金が出る頃になれば知らせてくる?でしょうな。

超大型台風
ジョプリンを襲った竜巻は単発で50年来の最大規模だった。フィリピン南東で発生した台風の映像は見たこともない巨大渦巻き。気象現象の大型化などちっとも有難くない。それが予測通りの方向へ日本にやってくる。西〜東日本を雨風が総なめにするもよう。さいわい勢力は衰えたようだが、出発が巨大だからご用心。毀れたバラックのようになった福島原発の建屋がしんぱいだ。

●オバマとクイーン
米本国では神通力を失ったオバマ演説だが、イギリスではフィーバーの再来でした。雨だったのでライブで見ていたのです。議会スピーチをウェストミンスター聖堂で行う最高の名誉をうけ、J.メイヤー、T.ブレア、G.ブラウン、キャメロンが以後の首相以下、議員全員、たくさんの知名招待客の中にはチャーチルの孫もいた。でもプロンプター使っていましたね。起立拍手はたった一回でしたが、荘厳な場所柄途中で拍手をしないのが礼儀。クラシック演奏会の感じと思えばよい。終ってからの起立拍手が長いこと、正門まで左右の列席者と握手しながら十数分の間、堂内の全員が起立し拍手が止まない。いや、主賓のオバマが退場するまで儀礼上起立拍手せねばならぬ、ということか。演説内容は米英を軸足にした世界観で中国の台頭、経済危機、イスラム圏の政変など国際問題を論じるので、残り全部の世界各国にとっておもしろくない。オバマが現世きってのMaster of Speechであることを認めるが、わたしには英米の国際ヘゲモニーを固持する不愉快なパフォーマンスであった。

●別格が好きなオバマのゴリオし
その日の夕べは女王陛下の公式晩餐会、滞在3日もバッキンガム宮殿でお泊まりだ。斯様な厚遇を英政府に打診しお膳立てした仕掛人はWH スタッフチーフのビル・デイリー。もちろん、過去どの米大統領を凌ぐ待遇をビルに交渉させたのはオバマである。

先に訪問したアイスランドでギネス工場を見学、ギネスビールを高々と挙げ「アメリカ(で呑む)より旨い」と二言。その数日前に訪問したエリザベス女王にも1パインのギネスが差し出されたが、女王はカウンターを見つめたまま、手を出そうとされなかった。あたりまえだ。選挙で選ばれる首長は民間人、終身が基本の国王,皇帝、天皇は民間人ではない。

オバマは最初の英訪問でバッキンガム宮殿を訪れ、馴れ馴れしく女王の肩に手をかけようとした不届き千万礼儀知らずの男であった。ま、今回はそういう素振りも見せず、神妙にしていたのだが、バンケットでポカをやった。英国国歌God Save The Queenの演奏が終っていないのに乾杯の音頭をやってしまったのである。女王は応ぜず、カミラは憮然。全員起立したまま杯を取る者がいない。国歌だもの(バツの悪いこの動画はobama toast to the queenで検索)。オバマだってThe Star-Spangled Banner(星条旗)だったら気がついたのだが……。(了)





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